Gibson C/S 2000年製 1956 Les Paul Standard GT | HOWL GUITARS

Gibson C/S 2000年製 1956 Les Paul Standard GT

こんにちは、

HOWL GUITARSのhiroggyです。

もうDavid Boiweが亡くなってからそろそろ一ヶ月も経つのですね。

いまだにショックから立ち直れない方も多いはずです。遺作となってしまったアルバム 『★ (blackstar) 』を何度も何度も聴き、遺してくれたメッセージを頑張って理解しようとしていますが、ボウイお得意のダブルミーニングな言葉や隠喩的な言葉が歌詞のあちこちにちりばめられていて、これがなかなか一筋縄ではいかないものです。

そんなとき、たまたまTVの音楽番組で追悼デヴィッド・ボウイ特番をやっていて (といっても30分の "お急ぎ特番" でした)、最新曲の 『Lazarus』 が字幕の和訳付きで最後に流れたんですが、その和訳が僕が理解しているあの曲の内容と大きく違くて、少なからず驚きました。へえ、そういう風に、ねえ。と。

これはとても個人的な小言なのですが、

なんていうんでしょう。海外アーティストの英語で歌われている曲に「活字の日本語」 を用いてある一人の翻訳人の "主観" で理解したセンテンスを貼り付け公共の電波で流され、偶然ながらしかし受身的にその人の主観和訳が曲の音と映像にのって、全部同時に頭の中にインプットされてしまったことによって、自分の中で大切に育てていたあの曲の "僕の主観世界" がいやおうなしに変わってしまったんですね。これは主観のハイジャックだと思う。

まあ人それぞれの感じ方でいいじゃないか、世界中みんなのボウイ様だ。こんなつまらないこと忘れよう。と思ってみても翌日にLazarusを聞くと、あれ?おかしいな。何か気持ち良くない感じ。その誰かの主観和訳が無意識な記憶に刷り込まれていて、もう元の感覚に戻れない。特定のアーティストの特定の曲でこんなことを思った経験は過去にないですが、似たような経験でいうと、原作も読んでいるのに実写化された映画を見てその後また原作を読み返すともう最初のような感覚では読めない。だから好きな作品ほど実写映画は見ないことにしています。映画は自分が見ようと思って見るものだから、いいんですけどね。

映画、インタヴューの会話訳字幕は全く別で、音と詞というとても抽象的なアート作品に説明書のような和訳っているのだろうか?ってそれ以来わりと真剣に考えるようになりました。好きなアーティストの歌ほど何を伝えているのか知りたいからこそ、英語の "センス (感覚)" を習得する。英語を習得するキッカケになるかもしれないし、テキストを開いて英語を勉強するなんかよりよっぽどいい。そして教材は数え切れないほどあって、しかも素晴らしい音楽もついてる。

音楽なんだから素直に楽しめばいいじゃん、と言われればその通りだと思うのですが

僕はボウイの熱心なファンだから、多分こんなに面倒臭いことを言ってしまうのですね。でもやっぱりTVで流す洋楽に和訳字幕は要らないと思う。

それにしても、2016年はどうなっているのでしょう。David Bowieに続きEaglesのGlenn Freyが亡くなり、Earth, Wind & FireのMaurice Whiteがついこないだ亡くなられて・・・やだなぁ。

最後に、つい最近YouTubeで公開された、David Bowieの2003年リアリティ時期の貴重な映像を。









では本題の楽器紹介に移ります。

今回ご紹介するゴールディーさんは

Gibson Custom Shop 2000年製 1956 Les Paul Standard Gold Top Reissueです。



'56年製のGibson Les Paul Standardを2000年にGibson Custom Shopが復刻したモデルです。

P-90 シングルコイルピックアップを二発搭載し、Tune-O-Maticブリッジ仕様、オリジナルを忠実に再現しております。

2000年あたりのカスタムショップは'59バーストもしくは'57ゴールドトップのハムバッカー搭載のレスポールを数多くリイーシュー生産していた時期ですので、存在本数も少なめなモデルです。

50年代ならではのカーヴの深いボディトップに雰囲気の良いゴールドトップフィニッシュで、ルックスも良い一本です。

それではお写真を公開します。



ボディトップです。彫りの深い50年代のレスポールのカーブドトップはGOLDフィニッシュが一番グラマラスな雰囲気を持っていますね。



ピックガードです。



ピックガードを外した画像です。



フロントピックアップです。P-90 Single Coil



ピックアップ裏側です。



フロントピックアップキャビティーです。ネックジョイントが確認できます。



リアピックアップです。P-90 Single Coil



ピックアップ裏側です。



リアピックアップキャビティーです。



チューンオーマティックブリッジ。



トップハットゴールドノブです。



ピックアップセレクターです。



指板の画像です。非常に細かい木目のはいったローズウッドが使用されています。オリジナルフレットはほとんど減っていないです。



ヘッドトップです。



ヘッド裏になります。



シリアルナンバーです。



ネック裏です。がっしりとした太めのグリップです。



back viewです。Excellent Condition!



ボディバックです。



アッセンブリーです。GIBSON純正ポットが使用されています。



キャビティー内に刻印された "R6" スタンプ。R=Reissue / 6= 1956



純正ハードケースが付属します。



Les Paulモデルの中でもフィニッシュ含め一番クラシックで人気のあるスペックではないでしょうか。

カスタムショップのしっかりとした作りで安心できる一台です。

ハムバッカーよりもツヤがありエッジの効いたP-90レスポールサウンドが堪能できます。

お探しの方はこの機会に是非!!


hiroggy
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