「ハイチーズ」 | ポートレイトをとても偏って考える

「ハイチーズ」

ニコパチと同様に、忌避される写真に「ハイチーズ」的な写真がある。記念写真で、ポートレイトの価値が低い感じの写真を指す。

例えばこーんな。
$ポートレイトをとても偏って考える-ぴーす

だがしかし、ならこーんなのがポートレイトとしてより秀でているかと言うと、
$ポートレイトをとても偏って考える-ハイポーズ

実は大して変わらないんじゃないかと思っている。

一枚目:はいこっち向いてー、ハイチーズ!
二枚目:はいこっち向いてー、ハイポーズ!

どちらもモデルをカメラに向かせて、いっせーのせ!で撮影している感じ。つまり、モデルの表情もポーズもがっちり固めて外から「作っている」。

とにかく撮っておこうと言う記念写真と、内面・感情を写しだそうと言うポートレイト。形を固めて撮ろうとすると、どんなにカッコ良く撮った写真も、強いて言えば記念写真だ。

「ポーズに固執するな」、「流れ・雰囲気を大事にしろ」、と言う様な警句は、多分その事を言っている。このブログの話題がポージングメインでも、ポージングの重要性は低いと断っている理由でもある。

ではどうするか、実はまだ完全な解決策を見つけて無い。ただ、以前聞いた萩庭桂太さんの講演と、好きな写真家の画と自分の画とにらめっこして違いを感じた事から思えるのは、「モデルを止めない」事。これは解決策の一つになると思う。

解決策が完全じゃないと言うのは、「モデルが動かないシチュエーション」でどうするかがまだ良くわかっていないから。表情なのか、動いていないようで動いているべきか。

当面そんな事で煩悶しつつ写真を撮ってみたいと言う覚え書き。