ここ数日、人に会う度にOtan43の話になり、
なんか結構褒められて嬉しいのですが(笑)
こちらのブログには基本良いことしか
書いていなかったので、
実は色々大変なんだよ... 結構色んな人に苦言も
言われてるんだよ... という内情をちょっとだけ。
ここ最近のOtan43に対する過熱気味の期待感を見て、
会う人たち皆さんが口を揃えて私に言うことは...
「江黒さんは彼女たちに優しすぎる」
「もっと厳しくしないとダメだ」
「勘違いをさせるな」
などという、私の彼女たちへの接し方への
苦言の嵐!!
かなりの方たちがこのブログを読んでくださっていて、
軽々しく「可愛い」なんて書くと、
みなさん激しく反応してくださります(笑)
新聞に表敬訪問にラジオ出演、と続き
(ナイショですが、テレビにも出ることになりそうです)
太田市、群馬県のみなさんが余りにも
優しいので(冷静考えても凄いことだと思います)
まだ結成して10日かそこらのアイドルユニットを
みなさんで温かく受け入れてくれて・・・
というのも、よくよく考えれば
ただ結成しただけで、中身はまだ無いので・・・


(FMTARO生放送出演時の写真)
ちょっと異常な状況です。
背景には、ざわちんさんという応援リーダーがいて、
イオンモール太田という最高の会場でイベントができて、
その他あまり書けないけど
もの凄く緻密な仕掛けを数々きっちりやっていて
(それで眠れないw)
その結果としての期待感とフィーバーなのですが・・・
昨日お会いした社長さんも
「絶対に自分の力だと勘違いする奴が出るから
気をつけないと」とか、
一昨日お会いした方も
「メディアやイベントはしばらく断って
ちゃんと地に足がついた活動をさせないと」等々
ごもっともな意見をくださります。
皆さんあまりにちやほやされているメンバーたちを見て
心配をされているのでしょう。
私自身、これはメンバーの教育上も良くなかったな、と
深く反省しています。
通常、成果は努力に比例するのが一番美しいものですから。
偶然で結果は出ることはありますが、
続きません。
ただまあ、世間一般のアイドルであれば、
人生を賭けて寝る間も惜しみ、真剣に努力する
わけですが・・・
ご当地アイドルとなると、そこまで話は
シンプルではありません。
成功しているユニットは、もう完全に
芸能人として活動しているので
それをほぼ専業にみんな努力をしていますが、
現状のOtan43では
みんなボランティアのようなものですから、
そこに本気度がどこまであるのかは...
個人差があることは否定できず、
正直、「微妙」です。
私自身、実際に1人ひとりが思いを持って
真剣にメンバーになったことは確信しているものの、
人間の思いには、思いつきから
本気まで、様々なレベルがあります。
また、メンバーたちはみんな年頃の子たちなので、
そもそもまだ
「自分が誰なのか」自分でもわかっていない頃です。
そうすると、本気度はこれからの活動からしか
わかりませんし、アイドルとしての「自分」を
明確に貫いてもらう必要はあるものの、
できるかできないかは
本人が自分をどう定義するかによるわけです。
まあ、私は「自分が誰なのか」という問いへの
答えは、
「自分」というものは自分で創り上げ、
演出して、プロデュースするものだ。
とはっきりと断言できるのですが、
まだまだみんな周囲の環境に流されて左右されて
「自分が誰なのか」をただ模索中という段階でしょう。
実際のところ「自分が誰なのか」って
実は自分で決めちゃえばできるんですがね....
自分で宣言して、それをただ盲目的に生きて行き抜く。
そんなシンプルなことがみんなできない。
もちろん「自分」を創り上げるには
勇気と信念と本気と根性と夢と希望と志!というような
非常に爆発的なエネルギーが必要なので、そこは個体差が
あるのかもしれません。
アイドルとは無縁ですが、マイナスのエネルギーで言えば
怒りや憎しみ欲望なども「自分」をつくる要素ですよね。
話がそれました....
そこで簡単なのは、
「自分はアイドルだ!」という
明確な役割を自らに与え、
その役を演じて、演じ切ることなのですが、
これって、例えば
「私は高校生!」とか「私は事務員!」
というもののような外的強制力がないため、
勇気を出さないと難しいでしょう。
でも、その勇気がなきゃ、
どうせ続かないのも事実。
実は結構大切で大変なプロセスなのですが、
どこまでメンバー本人たちがわかっているのか。
現段階では私もわかりません。
まだまだメンバーになる前のまんまのような
発想や行動や言動が見えるのも事実。
全くまだ「アイドル」という役割が染み付いて
いないわけです。
他のメンバーや大勢の協力者の方たちを巻き込んで
スタートしているので、もちろん本気と全力以外は
受け入れられないのですが....
ただ、その諸事情とのバランスをどうにかしてあげたい。
そして、長期的には、
私としてはこの「アイドル」という活動に全力で打ち込む
ことが、彼女たちのその次のステージで必ず役立つように
橋渡しをしてあげたいと思っています。
色々あっちこっちに飛びながら書いてしまいましたが、
簡単に言うと
全てはこれからです。
しかし課題は満載。
撮影や練習のスケジューリング1つも
小学生から社会人までいて、
全員が揃う日程を見つけること自体が難しい。
結構困っているんですよ・・とぼやくと
すぐに湧き起るのが
「最初からそんなんじゃ続かないよ」
「第2期生募集」をスタートすべきだという意見。
おいおい、という感もありますが、
私がスケジュールの調整に戸惑っていること自体が
端から見れば異常で、理解不能なようです。
「もっと真剣な子たちを集めればいい」
「第2期の方がレベル上がるよ」
みたいな....
全てごもっともな意見でグウの音も出ません(汗)
どれもこれもみなさんがOtan43に大きな期待を
されているからこそ出て来る意見であり、心配なので
私も有難くすべてのご意見を聞いています。
知っている人は知っていると思うのですが、
私はこう見えて最終的には非常に厳しく冷徹な面も
持っているので、この子たちが本気で真剣に取り組まない
ことが万が一でもあれば...
この活動が彼女たちの人生に不要なものであれば...
私は自分の手で彼女たちを元の世界に戻してあげようと
思っています。
私は第1期生のメンバーはみな大好きですが、
会社の社員もそうですが、人柄や好き嫌いだけでは
成立しない関係もあるので。
........ここまでが今現状の問題と課題です。
もちろんメンバーたちもでしょうし、
周囲のみなさんも期待とその裏返しの不安で
様々なことをおっしゃいます。
私も不安が無いかと言えばウソで
不安はたっぷりあります。
でも、
私は信じたい。
実は第1期生のメンバーの人間性と可能性については
私には1点の曇りもありません。
彼女たちが
「自分が誰か」という問いに対して
「私はOtan43だ」
「私はアイドルだ」
ということに誇りを持って、愛を持って、
全力で取り組んでくれれば
絶対にこのユニットは成功する。
私は確信しています。
既にメンバーのTwitterやブログには
ファンも大勢つきはじめました。
そのファンのみなさんの期待に応えるべく、
きっとみんながんばってくれることでしょう。
信じるファンの思いで、
盛り上がりで、彼女たちが気付き、
本当の意味で奮い立つかもしれません。
また「江黒さんは優しすぎるよ」と言われそうですが、
私は第1期生、アイドル部門のメンバーを
真剣に
信じよう。
と思っています。
これからアイドルになるべく
生活や仕事の変化にも苦しみ、もがいている
メンバーたちを、ファンのみなさん
応援してあげてください!!