ふとこんな言葉を思い出しました。相撲の八百長事件のときのコメントだったと思います:


常識は破っても構わないが、非常識であってはならない

                         ーデーモン小暮




我々ベンチャーは常にパイオニア、開拓者でなければなりません。我々が進む道は、誰も踏み入れたことが無い場所か、あるいは既にそびえ立つ壁を突き破って進む道しかありません。そもそも敷かれたレール等無いところから始めるのが起業です。

起業家の生き方は、ある意味では常識に反した部分があります。そもそも常識とは、敷かれたレールを歩く方法論のようなもので、レールが存在しない状況は想定していませんから。レールが無いところを歩いたり走ったりする起業家たちの生き方は、それだけで常識と相容れないところがあるわけです。

即ち、いわゆるパイオニアやイノベーターと呼ばれる人たちの存在には、「常識を破ること」が必要条件として課せられているわけです。


しかし、ここで肝心なことは、先駆者であることと、非常識な人間であることには大きな違いがあるということ。


常識を破ったとしても、法律やモラルを無視して良いという訳では無く、逆に常識を破る者こそ、法律やモラルを誰よりも知り、理解した上で行動しなければならないのではないでしょうか。


ビジネスに限らず、新たな試みを始め、人々を巻き込んで行く過程の中、そのリーダーたる者は自己の影響力とその危険性を認識し、高い倫理観を持たねばならない。今日はそんなことを感じさせられるエピソードを海外メディアにいる友人から聞きました。

震災、原発、そして不況... 私たち日本人を取り巻く環境は、戦後最も厳しい状態となっています。多くの方々が、ボランティアをはじめとする復興活動に尽力されている姿に私も日々、感動し、感謝しております。しかし、そのような素晴らしい人々の活動の一方で、人々の不安を煽ったり、自己の利益のために煽動するようなグループの動きや、詐欺行為も多発しているようですね。

実体や根拠が無い活動には怪しいものも確かに多いです。



我々もONE PIECEではありませんが、この時代に我々の旗を掲げ、船を未知の海へ進めています。まさに開拓者であり、海賊のようなものであると映ると思います。特に最近のそのような状況において、このデーモン小暮「閣下」の言葉は非常に大切だと感じました。

特に雑誌のようなメディアを運営している立場からも、きちんと会社として、個人として説明できない行動は慎まねばなりませんし、むやみやたらに人を煽ったり、特定の団体や利権、個人の利益につながるようなことは避け、中立な存在でなければなりません。

常識を破り、成長を続けつつ、きちんと正しくフェアーな立場を守り、曲がったことをしない。当たり前のことですが、改めてその大切さを考えさせられました。

社会責任をきちんと負える企業でありたい、というのは私の信念であります。

チェ・ゲバラの例を考えてみても、革命家こそ高いモラルを持った高潔さが必要だということ。そして何よりも、常識を破る責任を負える人間でなければ、真の改革者にはなれないということ。


うまくまとまりませんが....


常識は破っても構わないが、非常識であってはならない

                         ーデーモン小暮



肝に銘じて明日からまた願晴ります♪