受験や資格試験のプロとして、「消去法」の大切さは熟知しています。

「解答」を探すよりも、「間違い」を探す方が確率的にもカンタンかつ合理的。特に試験では正解がはっきり明確に見えないようになっていますので、正答率を上げる為にも「消去法」は常套手段ですよね。

残った選択肢がとりあえず答えとして残るわけです。

すっきり「正解した」気分にはなりませんが、マルはマル。得点になりますのでそれで良し、ということでしょう。


さて、選挙でしたね。

最近は必ずきちんと投票に行くのですが、実は「この人に入れたい!」という思いで投票所に向かったことはほとんどありません。

地元でもなく、利権もしがらみも無い(宣伝ではなく、マジでありません)僕は、いわゆる「無党派層」。

日々様々な社会情勢に興味を持ち、より良い社会と未来を渇望しているものの、なかなか「素晴らしい政治家」さんという存在に巡り会うこともなく、毎回「しかたない、この人か」「今回はこの党かな」という感じで、投票所に。


プロセスは、「消去法」で、「仕方無く投票する」感じです。


今回の選挙は特にやる気が全く出ませんでした。国政レベルでも足利市レベルでも「政権交代」があり、妙に盛り上がったここ2年くらいですが、その結果として「今」を見ると・・・


利権が右から左に移ったり、バラマキ分きっちり税金が上がっていたり、仕分けした一方で変なところに新たにお金がかかっていたり・・・


選挙の度のパフォーマンスは結構ですが、よく見ると「何かおかしいな」と思う点も多いです。

政治家というより「選挙屋さん」みたいな感じがしてしまうのは僕だけでしょうか?

国の未来よりも「選挙」が先にありき、みたいな感じがして辟易しています。



消去法でしぶしぶ投票するのではなく、真剣に心の底から共感し、応援できる政治家の方に巡り会いたいものです。


まずは、もっとちゃんと民間での実績がある方、経営者の方々が政治の世界に出た方が良いのでしょうね。

東京にいたら松田公太さんに投票したと思います↓




渡邊美樹さんや、孫正義さんのような経営者が経営する日本だったら凄いことになるのになあ・・・


このままでは、優秀な若者は、生まれ育った地域を「消去」するだけでなく、日本という国自体を「消去」して、海外に流出してしまうだろうな、とすごく臨場感を持って感じている今日この頃です。


危機感を持って、自らの事業に取り組まねばならない。

そんな決意を新たにさせられた参院選の日曜日でした。