「ハウディーズ の社長は夜逃げでもしたのか?」という声が聞こえるのではないかというくらいご無沙汰してしまったブログの更新・・・

 大丈夫です。今週は多忙でした・・それだけです。スミマセン。

 来週も早速明日からぎっしりと詰まったアポイントの数々。最近感慨深いのは、創業当初(といっても3、4ヶ月前に過ぎませんが)は「お会いしたいのですが・・」とお願いしても断られ、

 電話しても切られ・・DMを出しても・・だったのが、

 最近では呼ばれることも増え、またご連絡すると、快く皆さんお時間をつくって下さり、かつ、お邪魔する先々でちゃんとしっかりお話を聞いていただけます。

howdyslogo


 「ハウディーズ、面白いよね。よくやってみてくれた。」などなど、

 応援の声、激励の言葉。嬉しいものです。

 とはいえ、慢性的な激務と人手不足は変わることはなさそうですね。

 とにかく自分がもう3人くらい欲しい。そんな気分です。

 「気合いだぁー」「精神は肉体を凌駕する」などと自分に言い聞かせてはみたものの、先週の木曜あたりから無理がたたり、

 背中を走る激痛!息をするのも「痛い」という最悪の状態。

 営業に行くのも授業をするのも辛かったのですが、ようやく回復してきました。

 しかし、激痛の中4件回った金曜日。仕事の終了は次の日の午前1時でしたが・・痛みを忘れるほど楽しく地元の経営者の皆さんの生の声を聞くことができました。

足利


 午後に伺ったお客さんにはこんなようなことを言われました:

 「なるほど、このハウディーズは確かに重要なプロジェクトだね。これがうまくいけば、両毛地区にはすごいプラスになるよね。」

 「そうなんです!」と私。

 「これだけ公共の利益につながる事業なんだから、頑張って下さいね。」

 「はい!有り難うございます!」と私。

 ・・・・そうなんです。実に多くの方にこの事業の公益性については好意的に受け止めていただいているのです。

両毛


 ハウディーズのこの両毛5都市という商圏で、デジタル情報化という側面から活性化に貢献したいという思いを理解して頂けるのはとても光栄なことです。

 また、この地域の活性化について、様々な方が、様々な切り口から真剣に考えられていること、その中身を直接聞けるという機会も多く、本当に勉強になります。

 もちろんビジネスであるわけですが、商売を超えた次元で、私もこの商圏の活性化に向けてハウディーズとしてできることを真剣に考えなければなりません。

 とはいえ、1個人の発想から始まったハウディーズです。スタッフという仲間が増え、創業からのこのわずかな期間に多くの支援者、協力者の方々に支えられるようにはなりましたが、このビジネスで成り立っている世の中で、ハウディーズ自体の機能、サービスのレベルを常にアップさせて、加盟店の方々に最高のものを提供しつづけるためには、現在のままでは難しいのも事実です。

 現状では私と家内の財産、借金、それがハウディーズの全てであり、その体力と実力に見合った枠内での「最高のサイト」です。逆を返せば、30台そこそこの人間が人生を賭け、信念を持って投資すればこの「両毛圏」では最高の機能を持つサイトができてしまう。そのくらい、この地域は深刻なIT過疎化地帯である、とも言えます。

呑竜


 ハウディーズに取材に来られた新聞記者さんがおっしゃっていました。

 「江黒さん、ものすごい風を吹かせましたね。地域の人がそれをどう生かすか殺すかは別としてね。ものすごく前向きなことをされている分、足を引っ張られる事も多くなると思いますよ。気をつけて下さいね。」

 思い起こせば、ハウディーズの創業以来、確かにものすごく多くの方からご支援、ご協力を頂いております。が、それと同様に、詳細は私からは言いませんが、逆風も少なくありません。足を引っ張られ、誹謗中傷を受け、裏切られ、ということもあるわけです。「出る釘は打たれる」でしょうか。だまされ、は気をつけているので想定内に収まる程度で、まだありませんが・・特に日経に記事が掲載され、多少なりとも軌道に乗り始めた後は特にそうですね。それだけハウディーズ自体が相手にされる存在になってきたという、プラスな見方で理解しています。

 ただし、逆境は常にそうですが、最大のチャンスでもあります。

 この時期に温かくご支援、ご協力くださる方々こそ、私が忘れてはならない恩人たちであるからです。これは困ってみて初めてわかる、人の情けです。

 最近常々感じるのは、こうした「義理人情」の有り難さ、です。

 さすがに経営者のはしくれ、滅多に相談もしませんし、むやみやたらに泣き言は言いません。ところが、不思議とトラブルが起こる度に、大きな助け舟がやってきます。困れば困るほど、助けがやってくる、トラブルを抱えれば抱えるほど、人の情に助けられる、そんな近頃です。

桐生


 ハウディーズ、そろそろ無料期間も終わり、いよいよ正念場ではあります。これまでは取材から撮影、掲載から校正、アップまで全て、人件費から何から何まで完全に、1円たりともご請求せずに全て全額ハウディーズの自己負担にて行ってきました。しかし、今後本気でサービスの充実と拡大を図るためには、有料化は避けて通れないと考えています。

 ユーザーさんは全くご存知なかったと思いますが、このハウディーズ、良いサイトを地域の皆様に提供するために、現在まで全て無償で加盟店鋪の皆様へのサービスを提供してきました。これはたまに皆様、ものすごく驚かれるのですが、事実です。

 「誰が金銭的なバックなの?」これもどなたもいません。

 今までの機能的にもサービス的にも劣る無料リンク集、そんなものと同程度のものではこの両毛地域にプラスになるサイトはつくれません。純粋にその思いからの決断でした。

 もちろんこの無料期間だけの掲載で去られてしまうお店、企業の方々もいらっしゃるでしょう。しかし、最近私も「ご理解くださる方は、ご理解してくださっている」と強く感じております。

 また、様々なご事情で月額5千円ちょっとでは・・という方々もいらっしゃるでしょう。駅のカンバンや、電柱の広告、その他様々な広告媒体がある中、価値観の違いもあると思います。これらは感情論云々ではなく、純粋に価値観の問題ですので、いたしかたないことです。

 電柱の広告や、駅のカンバン、イエローページの方が「割安」と思われる場合、それはいたしかたありません。

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 実は今までの無料期間、というのはビジネス上、異常な関係でもあります。お金が介在しないビジネスなど、どの世界にも存在しませんから。

 どんなお店も企業も、お客様からはお金を頂戴しているはずです。

 ハウディーズとして、私としては、この有料化を通じ、初めて個々のお客様と本来のビジネス上の関係が生まれると思っています。大切なプロセスです。真の意味で弊社サービスをご理解頂き、メリットを感じて頂き、あるいは存在意義、支援意義をご理解頂いている方々との「真の出会い」ができる機会でもあるわけです。既に多くの皆さんとの出会いの中、さまざまな義理と人情の世界を感じ、感謝しております。これから先、ハウディーズを通じ、継続する良い出会いが出来ればいいな、そんなことを感じています。

 しかし、このまま無料ですと、個々の皆様の真意がわからないのも事実です。ハウディーズとして大切にすべき「お客様」がどなたなのかは有料化して初めてわかる部分ですので。

 たまに純粋に「支援意義」という観点だけからハウディーズを応援してくださる方もいらっしゃるのではないかな、と感じてもいます。結局のところ、最後は人と人ですから。この5都市、さまざまな立派な経営者の方々がいらっしゃり、本当に多くの人格者がいらっしゃいます。そして皆様、非常に快くご支援くださっています。

 背中の痛みを感じながら、人の世の義理人情を感じ、考えた1週間でした。

 そういえば、私、生まれも育ちも葛飾柴又、の隣町。下町の駅前商店街の小売屋のせがれとして産湯をつかい、浮き世の義理と人情にはまんざら無縁な育ちでもなかったようです。

tora


 ハウディーズ、路線は「義理人情」にしようかな・・と思っています。