中国の豚肉部位表示 | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
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中国のスーパーマーケットで買物すると困ることの1つが、お肉の注文。

しかも、日本と捌き方が異なるのか…色んな塊肉がゴロゴロ目の前にあっても、「???」という感じ。
唯一見た目で分かるのは豚足くらい(笑)

それに、豚しゃぶを食べたくても日本のように薄切り肉が売ってないのです。。

これ↓は深圳にあるウォルマートのお肉コーナーにあった豚肉の部位表示。
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結局いつも買うのは五花肉。ベーコンに似たルックスが親しみを覚えるので(笑)これはカレーにも豚汁にも塩豚でもなんでもイケます♪
でもその五花肉にも"上"と"下"があるなんて…上下の違いは何だろう。。

というわけで、このパーツ表の中国語で書かれた各部位を日本語で説明すると…


(1)前上肉:首の下の前脚太もも部分
(2)梅头肉:肩肉
(3)带皮后腿肉:皮付きの後脚太もも肉
(4)上五花肉:五花肉はいわゆる豚バラ。
その中でも"上"が付くとお腹を一面覆っているバラ肉の上部分、わき腹辺りのことでした♪

ちなみに五花肉とは5層からなる肉の事。
1層目は皮、2層目は脂肪、3層目は薄い赤身で4層がまた脂肪に5層が厚い赤身で構成されているから五花肉と言うのだそうです。
それにしてもナゼ"花"という字が付くのでしょう?・・・と由来を調べてみても埒が明かなかったので、自分なりに推測してみたところ、恐らく、和名の通称"バラ肉"のことを、まさかの"薔薇"肉と解釈して中国流に当てはめたのではないか⁉︎…という結果に落ち着いてます(笑)

引き続き部位の名称へ。

(5)下五花肉:お腹の真下辺りを占めるバラ肉。
(6)后腿瘦肉:後脚のモモ肉
(7)后腿肌肉:後脚のモモ肉の筋肉部分
(8)小里脊:フィレ肉、いわゆるテンダーロインと言われる部位。
脊椎の横に付いている突起の前にある大腰筋のことで、ほとんど使われない筋肉だから非常に柔らかいのですね。

(9)无骨猪扒:骨なしポークステーキ、ロースです。
无は無という意味で、无骨は骨無し、无糖だと無糖になります。ちなみにビーフステーキは牛扒と書かれていますね。

(10)无骨猪展:骨なしスネ肉
(11)带骨猪展:骨付きスネ肉
(12)一字排:スペアリブ。中国ではお馴染みの排骨の背中側です。
(13)肋排:こちらは胸側の排骨。飲茶などでよくいただく蒜香排骨や豆豉蒸排骨でお馴染み♪

(14)去颈前排:ネックと前脚上部の間辺りの肉だそうです。細かっ
(15)前颈骨:ネック部分
(16)龙骨:背骨部分の肉
(17)尾龙骨:お尻の尾てい骨周辺の肉。
(18)带肉扇骨:肩甲骨
(19)筒骨:ラーメンスープのだし取りには欠かせない豚骨です。
(20)前猪手:豚足(前脚)
(21)后猪脚:豚足(後脚)
(22)猪肘:ひじ部分の肉
(23)猪肉糜:ひき肉

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前脚は"手"!