香港は新界地区の、もうすぐ先には深圳という、香港島に住む方々にはほとんど縁のないエリアかもしれません。
深圳の口岸(出入境検査場)を越えて、羅湖駅や落馬洲駅から一駅目なので、深圳人には身近な街なのです。

元々新界地区は中国からイギリスに期限付きで貸し出された租借地でしたが、香港がイギリスの植民地となる以前からの原住民(大半は客家人だと言われています)が占めていて、中国本土からの移住者が多かった九龍地区や香港島などと違い、植民地時代から彼等の地位や権利が認められていたそうです。


香港の中心部にいるのにわざわざここまで来て服や家電を購入する人はいないと思いますが、深圳人にとってはオムツや粉ミルク、ヤクルトなど、深圳では手に入らない、または深圳より割安なものがわずか一駅の移動で手に入るので、深圳人が足繁く通う街の一つでもあります。


道を行くタクシーは皆グリーン!









気取りのない所が東京の高円寺みたいです。

まぁ…観光客の方が欲しがるようなモノは無いかもしれませんが。。

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猫ちゃんも退屈?

上水を守る鎮守神を祀っているのかな?

今回はそんな、香港の中でも取り立てて有名ではない街、上水をご紹介します♪
さて、上水ってどんな街かと言いますと、香港の最北端のベッドタウンです。

それ故、急激な都市開発がされることなく、現在のベッドタウンとなるまでゆっくり発展してきた経緯があります。
こんなガイドボードもありました↓

英語だけでなく日本語でも解説してくれて、香港は日本人に優しいですね♪

MTR東鉄線の上水駅は地上駅なので、香港の地下鉄エリアから乗車・北上すると、途中から車窓の景色を楽しめます。
またその車窓の風景は後日ご紹介しますね。
上水駅を出ると目の前にショッピングセンター"上水広場"が入居するビルが↓

駅から少し歩くと公園もいくつかあってのんびりした街です。


ここ上水駅の周辺も、他のベッドタウン同様に高層マンションがいくつかニョキニョキと建っていて、先ほどのショッピングセンターなど現代的なビルがあるかと思えば、下町の雰囲気プンプンの商店街もあるのですょ。

バスもレトロ♪

バスの標識もレトロ‼︎

駅の北側にある商店街をぶらりと散歩してみました。

九龍地区の旺角や尖沙咀のような、人も車もごった返した雑踏感はないので、程良い賑わいを感じながら散歩できるのがイイです♪

夕時でなくても、八百屋さんや軽食屋さんが密集する通りはいつも人がいっぱい。

観光客がほとんどいないこんな商店街だからこそ、掘り出し物があるかも⁈

昔ながらという風情たっぷりの八百屋さん↓


香港各地に展開するエッグタルト屋↓

テイクアウトして食べ歩きも楽しいです♪


地元民が利用する商店街ですから、尖沙咀界隈のお店にある割高な観光客価格で売られる心配もありません。


24時間いつでも点心が食べられるお店↓


「築地」という料理屋さん↓

上水にも日本人居住者が多いのでしょうか…?
陽光護理之家…デイケアセンターかな?

く、暗い…陽光感がもっと欲しいですね。

何のお店でしょう…暇なのか、麻雀してますね。

裏道に入るとちょっと外国風。

こんな所にイギリスの租借地だった面影が。
と思えば、商店街のど真ん中にはこんな祭壇が↓

ノスタルジックな雰囲気が素敵な上水の街でした♪