雨水 | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

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二十四節気の1つで新年から数えて2番目の雨水(YuShui, 和: うすい)。西洋占星術ではこの日から魚座が始まります。
中国に来る前までは"春分"や"大寒"程度しか馴染みのなかったこの節気。私にとっては初耳のこの雨水、実は女子にとってはかなり重要な節目だったのです!

中国では古来より、この日からだんだんと雪も湿り気を帯び、次第に雨に変わり始め、この時期に寒さもピークを過ぎ春に向かって少しずつ雪解けしていく頃とされていて、農家にとっては冬ごもりの季節から農耕の準備を始める時期となっています。
(ですが、今日の暦↑には"諸事不宜"とあるので、一先ず今日1日は新たな事は何も始めず、静かにしていた方が良さそうです…) 暦の見方はコチラを♪

ところで来月に控えた桃の節句・雛祭りの雛人形は、一夜飾りは縁起が悪いとか、いつまでも飾ったまま仕舞わずに置くと、お嫁に行き遅れるなどという言い伝えがありますが、ではいつ飾るのがベストなのでしょう?
実は、日本においてはこの"雨水"の日に飾ると、良縁に恵まれるのだとか!
桃の節句は3月3日ですが、その由来はやはり中国にあり、ルーツは上巳の日(3月の初めの巳にあたる日)に水や、邪気を払う魔除けの役割もあった桃で、不浄を祓う中国での儀式が始まりと言われています。
日本でも地方によっては、紙や藁でできた人形に人間の穢れを移し川に流して災厄を祓う流し雛の風習がありますよね。
雛人形は言わば、子供を厄から守る守り神のような存在。
すでにウン十年経っている実家の雛人形もかなり年季を感じさせているのですが、これも身代わりとして私に降りかかったウン十年分の厄を被ったしるしだと思えば感謝もひとしおです。
一説にはこの年季の跡(御髪のほころびや着物の色褪せ・シミなど)はあえて修理や買い換える必要はなく、その家の子供の難が逃れた証しなのでそのままにしておく方が良いそうです。

というわけで、雛人形は本日雨水の日から飾り、3月3日または上巳の日(今年は3月11日)に良縁と息災を願いつつ、お雛様に感謝しながら仕舞ってみることにします(°∀°)b