一風堂 VS 山頭火 | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
☆香港情報もありますよ☆

海外で生活しているとどうしても恋しくなってしまうのが日本食。
はじめは、慣れ親しんだ中華料理の国だし平気平気♪と思っていましたが、DNAがそれを許さないようです。

まだまだ深圳には美味しい日本食屋が少ないのが実情ですが、さすがは香港、日本でもメジャーなお店が進出してます。

今回はラーメン、日本でもお世話になっている一風堂と山頭火の食レポです。

香港に4店舗ある一風堂は、今やNYやシンガポールにもあって、もはやラーメン屋さんの域を超えたメニュー展開は、立派なDinnerができるレストランとして成立していて、海外店のそれはまるでおしゃれなバーのようです。
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ここ、尖沙咀店はショッピングモール内にあり、何故かバーバリーの横に店舗を構えてまして…服に匂いが付かないのかしら。。
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店員さんは日本のマニュアルをキチンと習得している様子で、一風堂の雰囲気が伝わってきます。
また、食材の調達やレシピ、調理技術などの管理が徹底しているのか、日本の一風堂とほとんど変わらないクオリティに感動。
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でも、でも、アレがない!
一風堂ではお馴染みの、辛子もやしです!
アレが楽しみというか、非常に重要なファクターなのに!
しかも、日本では定間隔でテーブルに置かれているアノお茶も、こちらではわざわざ店員さんを呼ばないとおかわりできません。
タイムリーに水分補給できないのは残念。。

不満というわけではないのですが、日本と同じ暖簾を掲げている以上、日本と同じサービスを望んでしまうのが性というもの。
早速香港の一風堂に意見を送ったところ、一般的な回答のみで具体的な対応については言及いただけませんでした。。
あのバイタリティ溢れる社長さんの姿勢を海外店にも行き渡らせるのは至難の技なんですね。

今後に期待!


さて、お次は山頭火。

山頭火は日本人が多く居住する、沙田という駅に隣接するモール内にありました。
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ここ、いつも行列なのです。
香港内には他に2店舗あります。

日本では小さな梅干しがアクセントの、上品な塩豚骨ラーメンが私の定番でした。
柔らかくトロトロに煮込んだチャーシューも美味しかったなぁ。
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と、懐かしみながら食べたこちらのラーメンは、残念ながらケモノの臭いがキツかった。。
豚骨好きな人の中には、かなりクセのある豚骨スープでも病みつきになるそうなので、そういう方には気にならないかもしれません。

このお店は店員さんもナントナク日本語のような、ナントナク日本の応対のような、店内も山頭火の暖簾が無ければ典型的なうどん屋かそば屋と見紛うほどの、ナントナクな内装で、あまり日本のコンセプトを徹底していない雰囲気なのです。
作り方もマニュアルや研修はあるのでしょうが、詰めが甘いのかもしれません…フランチャイズ店なのかな?

それでも、香港人にも受け入れられて繁盛しているようなので、商業的には成功していそうですね。

ですがやはり、ラーメンのために国境を越えて行くイチ消費者の気持ちとしては、日本のクオリティに限りなく近づけて欲しいという思いが抑えきれないのです。

何はともあれ、日本の人気ラーメンが其処此処にある香港の環境が、味千ラーメンしか見かけない深圳に住む者にとっては羨ましい限りです!


一風堂
http://www.ippudo.com.hk/en/

山頭火
http://www.santouka.co.jp/shoplist/index.html#overseas


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創業者の熱意と同じ温度でね♪