潮泰軒(で上海蟹の巻) | Howdy from China !!

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香港からわずか1時間弱の都市・深センで発見&体験したヒト・モノ・コトをレポートします :-)
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行ってきました。
中国で初上海蟹(大閘蟹)。

11月の第一週は、旬を終える寸前の雌とこれから味の本番を迎える雄の、両方が楽しめるゴールデンウイークと聞いたので、両方いっきに味わおうと勇んで行ったのがコチラ↓
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潮泰軒(ChaoTaiXuan)。潮州料理のお店だそうです。

潮州料理は刺繍で有名な汕頭の辺り、福建省南部と隣接した地域の料理で、広くは広東料理に属するそうです。

日本では聞き馴染みがありませんが、あっさりした味付けは日本人にも受け入れられやすいと思います。
実は日本の高級中華の代表食材であるフカヒレやアワビを使った料理は、この潮州が起源なのだそうですょ。

この店は羅湖エリアで「大閘蟹」をキーワードに検索したら出てきたお店なのですが、お店の雰囲気が、「大閘蟹やって〼。」的なバナーや看板が無く(ホテルのレストランに大衆食堂のわかりやすさを一瞬求めた私がイケてません)、またメニューにも見当たらないので不安になり、無かったら退散する覚悟でお店の方に確認。

ありました~↓
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こちらのお店の大閘蟹は中国五大湖の一つ、太湖産でした。
ちゃんとブランドのタグが付いてます。

ホッとしたのも束の間、あるのは雄(公)だけで、なんと雌(母)はシーズンを終えてしまったそうです。。

残念。もう他の店も無いのかな…食べ比べは来年に持ち越しです。

騒いでいた割には自分で蟹を捌けないので、店員さんにお願いすることに↓
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オミゴト↓
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蟹味噌はさすがにねっとりまったりとコクがあって美味しいですね。
淡水蟹のせいか、蟹独特の臭みを感じずにいただけましたが、蟹肉の甘みは松葉蟹に代表されるズワイガニの方が、なんと言っても秀逸です。

やはり、小さな大閘蟹の場合、蟹肉は全部ほぐして蟹味噌や内子と和えて、香港は天香楼の蟹味噌あんかけ麺のようにして食べるのが一番美味しそうです。
細い手足から苦労してこそげ取ったわずかな蟹肉を口に入れても満足感に欠けますし。

蟹の他にも、福建省炒飯や蟹粉豆腐、苦瓜と豚肉のスープなどをいただきました。
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炒飯が福建省炒飯特有のとろみのある具沢山な餡で、おこげと一緒に美味しくいただけました。
蟹の季節でなくてもこの炒飯目的で来てしまいそうです。
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蟹粉豆腐は口あたり滑らかで上品なせいか、蟹の存在感は薄いですが繊細な卵とじのようです。
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スープにしっかり苦味が移っていて平らげることを断念。。

あと、好きな四季豆の炒め物も頼みたかったのですが、店員さんがしきりに「辛すぎるからやめた方がいい」と心配して言うので諦めました。。

ホールスタッフの中には10代にも見える若い方もいて、皆控えめな雰囲気ですけどフレンドリーで居心地良かったです。

場所は羅湖エリアからいつもてっぺんの球体が気になっていた、パンリンホテル(Panglin Hotel/彭年酒店)内。
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入口の目が光る龍が目印です。
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孫悟空が乗っています!

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潮泰軒(羅湖店)
アドレス: 羅湖区嘉賓路2002号彭年廣場3楼
アクセス: 地下鉄「国貿駅」から徒歩5分程
TEL: 0755-8889-6188
http://www.chaotaixuan.com
時間: 9:00-22:30
支払: サービス料10%, クレジットカード使用可
単価: 200元位(Dinner)