初めての移植の判定日は、わたしの誕生日でした。
また一つ年を取って38才になってしまうけれど、陽性が出たら、何よりの誕生日プレゼントとなると思いました
事前に検査薬で調べることはしませんでした。
移植後、体調の変化がないか、落ち着かない日々でした。
数日は、少し体が重いようなだるいような気がしましたが、あるとき、スッと体が軽くなった気がしました。
そのとき、今回もダメかもしれないと、何となく思いました。
ダメだった時のショックを、やわらげるための心の準備をしていたのかもしれません。
判定日当日、わたしの病院では、尿検査での陽性判定でした。
尿をとってから、診察までの時間、ずっと祈っていました。
診察室に入ってすぐ、先生の机の上に検査薬が置いてあるのがわかりました。
少し離れた距離からも、真っ白な検査薬が見えました。
ダメだった………
覚悟はしていたけれど、やっぱりショックでした。
先生は、
「今回は、残念でした。」
とおっしゃったあと、
「よく見ても…、線が出ていないから、これでは妊娠していませんね。」
「卵はグレードAだったし、アシステッドハッチングもうまくいったと思うんだけどね…」
「内膜も13㎜になって、とてもよい状態だったしね。」
「タイミングも卵も悪くなかったと思いますよ。」
「もう一つもよい卵だから、次に期待しましょう。」
と、いつもは、あまりたくさん話をしてくれないところ、ゆっくりと話をしてくれ、慰めてくれようとしているのが、伝わってきました。
「数日で、生理が来ると思います。その生理が終わって、また次の生理が来たら、次の移植の準備をしましょう。」
この日の診察でわたしは、2回「はい」 と答えるだけでした。
涙は出ませんでしたが、今のわたしには、妊娠はすごく難しいことなのだと、実感しました。
次はお休み周期となりました。
悲しい38歳の誕生日となりました。