くも膜下出血から18日目

誤嚥性肺炎の高熱でトロトロ状態

しかもミトンで拘束(T_T)

 

このブログは、「車いすでものほほん元気な夫くんのお出かけ日記」

のつもりで始めましたが、

ときどき、夫くんがくも膜下出血で倒れてから今に至るまでのことを

振り返ってみようと思っています

それは、これからも気持ちよくお出かけを楽しむために

私たちの整理のために必要なような気がしています

 

そして、めったに体験できない私たちの体験が

同じ病気の人に限らず

思いがけない困難に出逢い、怖さと不安の中にいる誰かに届き

少しでもお役に立てることがあれば

こんなに嬉しいことはないなぁとも思っています

 

今回は、その振り返りの13回目

 

気がかり事がいっぱい!!~これまでのこと その12~

 

くも膜下出血から17日目

の続きです

 

 

病室に着くと手にはミトンがはめられ

ひもでベットの柵に縛られています

わたしが側にいる間だけは

ミトンを外してよいと言われたので

駆け寄ってすぐに外します

拘束を嫌がって手首に内出血でも

できてたらどうしようと思っていましたが

良くも悪くもそこまで力が入らないのか

だいじょうぶなようで

まぁまぁよかったと、ほっとします

 

ミトンと拘束について夫が

どんな風に説明をうけているのか

納得できているのか?

よくわからないまま

大変だけど仕方がないんだよ~

と言い聞かせてみます

夫がチューブ類を引き抜くから

仕方ないんだというと

びっくりした顔で首を振り

しないしないといいますが

たぶん、半分寝てる状態で

うっとうしいから抜いちゃうんでしょう

だから仕方ないよというと

よくも悪くも反応が薄く

なんだか眠くてたまらなくて

目を開けているのがやっとという感じ

看護師さんに聞くと

39℃前後の熱が続いて

今日はずっとトロトロしているとのこと

一応、話しかけるとうんうんと答えるし

首を振ってしないしないと言ったりできるので

まぁまぁ、よかったよかった

よしよし

一応やりとりはできる

よかったじゃぁないかと

自分に言い聞かせながら

帰路につきます

病室を出るときには看護師さんに声掛けして

また、ミトンをつけて拘束しなければならないので

せつなくてなりません

後ろ髪をひかれる思いですが

午後には回復期病院選定のための

下見見学に行かねばならず

ふりきるような思いで帰ります

 

このときは、ほんとに先なんか見えませんでした

読んでくださっている同病の方

このときから約5年経った今、

毎日幸せだねぇと言い合いながら暮らせてます

そりゃ~心配の種や

あ~んなことや、こ~んなこと(笑:どんなことじゃ)

いろいろありますが

ひょっとしたらくも膜下出血前より

ありがたいなぁ

しあわせだなぁって思うことは

多いかもしれません

 

だから大丈夫

何があってもだいじょうぶ

心配の種もあってもだいじょうぶ

いろんなことがあったからこそだいじょうぶ

ビビりの私でもだいじょうぶ

もうできない、むり~!!!って思うことがあっても

やっぱりだいじょうぶ

くたびれた~と思ったときは

さぼっちゃえばだいじょうぶ

なんとかしようとしても

何ともならないものは

なんとかしようとあがくだけ無駄かも

なんて思ったりもしました

そう思って力を抜いたら

なんとかなったりして

不思議なものです

 

いろんな方が助けてくれて

わたしががんばらなきゃ~って

力が入っているときには

受け取れなかったいろんなものが

入ってくる感じです

このゆだねる感じが

身体が持っている本来の治癒力を

せき止めないためにもいいのかも

なんて思ったりしています

 

後半、ほとんど自分に言い聞かせている感じ?(笑)

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

書いていると

あれ~、こんな言葉が出てくるんだ

ってかんじで、読み直して自分が癒されてます

書かせてもらえる場を頂けて

感謝感謝です

ありがとうございました