うさぎドロップ
宇仁田 ゆみ 著
案外、この世界も悪いもんじゃないって
りん、君はしっているかい?
祖父の隠し子・りんを育てることになったダイキチ
6歳児と30男が繰り広げる、なごみ系ちぐはぐLIFE
(Amazonより抜粋)
随分前から出ていたのを知らず、最近のメディアミックス化で本屋で特集平積みされていて初めて知りました。
最初はタイトルの語感と表紙の女の子から萌え系かと勘違いしてたのですが、
ふと気になって裏表紙を見てみたらどうやら保護者?らしき男性の絵。
コミックス自体にはあらすじ等は載っていなかったのですが、これはもしかしてと思い
まず二冊試しにと購入してみたら、これでもか!!と言うくらいドンピシャリでした。
最終巻である9巻の発売とほぼ同時に集めたので、ラストまで一気に読めたのが幸いでした。
基本は保護者である大吉と引き取られたりんの生活を主軸に
1巻~4巻は6歳~7歳まで、5巻~9巻はその10年後が描かれています。
主に大吉の視点ほのぼので進んで行くのですが、その中でりんの実母が絡んだり大吉の恋話があったり
りんのコウキに対する苦悩があったりと「普通の生活の中での事件」が巻き起こり、飽きさせない印象。
途中まではこう言った「保護者+子供」の話のセオリーとでも言うのでしょうか、
そういった「お約束」に則った展開になるのかと思っていたのですが、最後の最後でどんでん返しがあり驚きでした。
↓以下完全なネタバレですので反転↓
それにしても流れとしてコウキとりん、コウキ母と大吉でおさまるかと思いきや、両者円満破局。
じゃあどうするのか、まさか、まさか…と思っていたら、
そのまさか歳の差24歳+保護者と娘と言う枠組を超えてゴールイン(寸前)と言う
個人的には全然アリな展開でしたがまさかやってくれるとは…と言う「まさか」だらけの結末でした。
りんは大吉が大好きだし大吉も満更ではないようですし血は繋がってないし、
一応問題はないのでしょうが、世間的にそうは見てくれないでしょうからそこはどうするのか気になります。
本編で大吉が気にしていた通り大吉母やコウキ母など、なかなか大変そうです。
ただ、大吉の出した結婚と言う具体的な関係性に加えて、
りんも「大吉の子供が産みたい」とはっきり宣言しているので、その未来は変わらないのでしょう。
自分が糸の無い風船だと言う例えだった関係が、今度は夫婦としてしっかりと確約されるのですから
そういった意味ではこれ以上ないくらいに幸せな結末かと思います。
りんはすぐにでも結婚したがっているようですが、大吉はしっかり大学卒業まで待ちそうな感じです。
番外編の連載が始まっているようですが、どこかで未来の二人の話があれば嬉しいなと思います。
あとはりんの父親についてやコウキの額の傷なんかにも触れてくれるのかと今から楽しみです。
↑ココまで↑
と言うか一番の驚きははコウキの変化でした。
突然10年後になってしまうので、小さいりんちゃんと大吉の触れ合いが見られなくなって少し寂しいですが、
大きくなってからの心の繋がりと言うのもしっかり見ることが出来てどちらも捨て難いです。
アニメも見ましたが雰囲気も良くて、こちらも期待が持てそう。
全9巻