こんにちは、すずらんです。
の続きです。
大学4年生の10月、
最終面接を受けた会社から
選考結果の通知書が家に届いた時
母は、'すずらんのため'と言って
私の代わりに通知書を開封しました。
'合格'という文字を見た母は
「やっぱりおまえが帰ってくる前に
私が代わりに開封して良かったよ。
これで生きてる心地がする」
そう言いました。
会社名を言ったら誰もが
すぐに分かるような大企業へ
娘が就職できなかったことに
劣等感を感じていた母は
時間が経つに連れ
「あんな会社に合格してもねぇ」
と言ってくるようになりました。
いざ私が会社に通い始めると
意外と福利厚生が良く
勤務条件も良いと分かった母は
「私の娘は良い会社に就職した」と
周りに言って歩くようになりました。
私は、母の良い・悪いの基準を
全く理解することができませんでした。
'人々に自慢できる娘を育てたこと'
にだけ、価値を見出だしている母に
嫌悪感を感じました。
「あたしはあんたの操り人形じゃない」
何度も何度も
そう思いました。
就職して
自分でお金を稼ぎ始めた後も
母は私のお金を管理しました。
「おまえはちゃんとお金の管理が
できないから、私が代わりにしないと」
そう言いながら。
クレジットカードの明細書も
すべて見せなければならず、
母が気に入らないものに
お金を使った形跡があると
「くだらないものに金を使うな」
と怒られました。
何にお金を使ったか
ちゃんと正直に言わなければ
「親にも言えないことに金を使ったのか」
そう言われました。
自分が稼いだお金なのに
自由に使えない状況が辛くて
毎月お小遣いの中から
現金で少しずつお金を集めて
旅行に行った時など
心置きなくお金を使いたい時には
その集めたお金を使って
母にバレないように
していた時もありました。
母は私のお金だけでなく
私の行動にも干渉してきました。
「女が一人で住むのは危ない」
という、もっともらしい理由で
私が自立できないようにし
母が把握できる範囲内で
生活することを強要しました。
実家から通えない会社には
行ってはいけないとも言いました。
会社で仕事をしている時間以外は
基本的に母に私の行動が
すべて把握されていて
友人と会う時にも
誰とどこで会うのか、
どんな子と付き合っているのか、
ちゃんと言わないと
「親にも言えない人と付き合っているのか?」
そう言われました。
外泊も基本的には禁止されていて
旅行に行く時にも
写真などの証拠が必要でした。
(③へ続く・・・)