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なんか最近ブログネタばかり書いてる気がする・・・。
ま、休暇で引きこもってるんだから何も書くこと無いのは当然だけどさ。
はい、いい話ですね。とっておきのがあります。心温まる話ではありませんが。
あれはまだ私がオーストラリアに来て間もないころだった。
当時私は語学学校に通っていたのですが、なにぶん来たばかりで右も左も分からない。
授業に遅れてはならんとずいぶん早くステイ先を出てました。
別に遅刻したからってどうってことないのですが、当時は闘志に燃えておりました故。
学校に着いても授業が始まるまで大分あるわけで・・・暇なんで外に出てタバコを吸ってたんです。
と、学校の前のベンチを見ると、一目で「ああ、この人はレゲエが好きなんだな」
分かるような黒人のアンチャンが火のついてないタバコをくわえてポケットをゴソゴソしてたんです。
「あれ、無いな、うむ、後ろのポケットか、うむ、アレ?」
と、一目で「ライター探してます!」という感じで。
「ネイティブとコミュニケーションとる絶好のチャンス!」
と踏んだ私はすかさずライターを差し出しました。
すると、そのレゲエニーチャンは無表情でライターを受け取り「シュバッ」とタバコに火をつけると、目立つ白い歯を覗かせニカっと笑顔で一言、
「サンキューブラザー!!」
と言って去っていきました。
「カッコイイーーー!!」
と私が思ったのは言うまでもありません。
なんか、もう感動しましたね。
こんな初めて会った名前も知らないニッポンジンの私にブラザーですよ。
もうね、ブラザーですよ、ブラザー。
まぁ、そのニーチャンは名前を知らない人全員にブラザー言ってるのかもしれませんが、嬉しかったですね。
「この国にいると楽しいことがありそうだな」
と思った出来事でした。