松江から南へ ~他県を経由せずに島根から広島へ~
【三江線・芸備線経由】
松江 (島根県)
発 13:22 (※ 米子12:46発)
↓ JR 山陰本線 [快速 アクアライナー] 益田行き
(玉造温泉13:30着, 宍道13:43着, 出雲市14:00着, 大田市14:28着.
仁万14:39着, 波子15:14着, 浜田15:24着, 益田16:21着)
江津 (島根県)
着 15:03
発 15:08
↓ JR 三江線 三次行き
(石見川本16:14着, 浜原16:52着, 口羽17:39着)
三次 (広島県)
着 18:51
発 19:57
↓ JR 芸備線 広島行き
(志和口20:40着, 狩留家21:08着, 下深川21:19着)
広島 (広島県)
着 21:48
<参考データ>
乗り換え総数: 2回
総距離: 約279.3km
所要時間: 8時間26分
乗車時間合計: 7時間15分
乗継時間合計: 1時間11分
乗車料金: 4,940円
青春18きっぷ: 2,300円 (一日分)
【木次線・芸備線経由】
松江 (島根県)
発 10:58 (※ 米子10:25発)
↓ JR 山陰本線 出雲市行き
(玉造温泉11:06着, 出雲市11:50着)
宍道 (島根県)
着 11:17
発 11:21 (※ 宍道~木次…第3日曜運休, 木次~備後落合…第2木曜運休)
↓ JR 木次線 備後落合行き
(木次11:55着, 出雲横田12:49着, 出雲坂根13:27着)
備後落合 (広島県)
着 14:09
発 14:36 (※ 日によっては運休の可能性あり)
↓ JR 芸備線 三次行き
(備後西城14:56着, 備後庄原15:23着, 塩町15:46着)
三次 (広島県)
着 15:58
発 16:02
↓ JR 芸備線 [快速 みよしライナー] 広島行き
(甲立16:18着, 志和口16:39着, 下深川17:04着)
広島 (広島県)
着 17:28
<参考データ>
乗り換え総数: 3回
総距離: 約213.4km
所要時間: 6時間30分
乗車時間合計: 5時間55分
乗継時間合計: 35分
乗車料金: 3,890円
青春18きっぷ: 2,300円 (一日分)
(10/04/24更新)
<コメント>
今回は松江駅からお隣の広島県広島駅までのルートを考えてみます。
まずは他県を経由せずに島根と広島を結ぶローカル線、三江線と木次線を利用したルートで広島県入りをしてみましょう。
三江線、木次線はともに鉄道旅行者には難所で、三江線は江津駅(島根県)~三次駅(広島県)間を通して運行される列車は上り下りともに1日に3本、木次線にいたっては宍道駅(島根県)から備後落合駅(広島県)まで通して運行される下り列車は1日に2本(上りは3本)しかありません。
この貴重な列車の発車時刻に合わせると、当然ながら松江駅の出発時刻はかなり遅めの時間帯となってしまいます。
それでは三江線と木次線それぞれのルートを個別に見ていきましょう。
三江線経由の場合は前述したとおり、江津駅から接続される三次行きの列車は1日に3本しかありません(内、最後の一本は途中の浜原駅(島根県)で乗り換える必要あり)。
早朝接続される始発列車は江津駅06:02発なので松江駅からは間に合いません。
そこで次の三次行きの列車は…となると江津15:08発の便となるのですが、実に始発から9時間もの間、江津~三次間を結ぶ列車が存在しないことになります。
三次駅からさらに広島駅まで進む場合は芸備線の列車に乗り換えればOKです。
松江駅から広島駅まで三江線経由で向かう場合は、1日につき午後に2回チャンスがあることになりますが、いずれにしても広島駅の到着時刻は21時以降となり、かなり遅めの時間となってしまいます。
一方木次線は宍道駅から備後落合駅まで通して運行される列車は1日に2本しか存在せず、その上どちらの便も月に1,2回運休だったりするので注意が必要です。
今回は1本目の列車を選択しましたが、2本めの宍道駅14:時前発の列車を利用しても広島駅までは1日でたどりつけます。
その場合、うまく乗り継いで広島駅には20時半ごろの到着となるようです。
木次線経由の場合も三江線経由と同様、松江駅から出発した場合は1日に2回広島駅まで行けるチャンスがあることになります。
あーそれと、これは余談になりますが、木次線出雲坂根駅はスイッチバックとホーム脇に存在する延命水で有名だったりします。
鉄道からではなく自動車での訪問客も多いみたいですよ。
総合的に見て、松江駅~広島駅間を三江線経由と木次線経由のどちらかを選ぶとしたら、1日2回のチャンスという条件は同じなのですが、所要時間や広島駅の到着時刻、乗り継ぎのスムーズさを勘案すると木次線の方がベターと言えそうです。
ただ、木次線経由の場合は木次線と芸備線(備後落合~三次間)のどちらとも月に1,2日ほど運休だったりするので事前調査がかかせません。
18きっぷ利用者がこの三江線と木次線を旅に組み込むとしたらかなり苦労しそうです。