建築奮闘記

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名もなき建築士の現場奮闘記と日常感じるちょっといいこと書いてみよう。

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「普元寺庫裡」は現在解体工事真っ最中です。

 

この日は監督さんと大工さんと一緒に既存部分との切り離し方を探るために

 

行ってきました。

 

屋根瓦も降ろされ、構造を確認しやすくなりました。

 

 

やはりお寺と言うこともあって、大きいですね。

 

手前まだ数十年しか経っていない増築部分なのでベニヤ下地です。

 

奥は100年以上前ですから土が載っています。

 

これを見るだけでも、以前の瓦屋根は重量があって構造的にデメリットになっていたというのがよくわかります。

 

ちなみに中央少し右側に見える瓦屋根が本堂で、左手に少し見える瓦屋根が2年前に設計させていただいた納骨堂。

 

映っていないところにもまだ建物がありますので、こうして屋根に乗ると大きさが体感できます。

 

 

内部も木質系以外のものは概ね撤去されています。

 

やはりこれだけ立派な日本建築を自分が撤去するというのはなんとも複雑です。

 

大黒柱や無垢の玄関板などは新しい建物に残すつもりですが

 

少しでも今までの檀家さんやお寺にかかわる方に記憶として残るようにシンボリックに計画しました。

 

住職の想いや自分の考えが少しは伝わればうれしく思います。

 

 

 

 

 

 

 

先日お庭工事が進んでいる「滝町の家」にお邪魔してきました。

 

竣工して3年が経ちお庭工事がスタートしました。

 

 

今回お庭工事を施工いただくのは西村工芸さんになります。

 

西村 直樹 | 愛知県 岐阜県 三重県 庭 (nishimuranaoki.com)

 

現場でお話を伺って、建築やお施主さんの想いをくみ取りながら

 

丁寧に施工いただけると思います。

 

 

南は傾斜地で借景が期待できるので、リビングからの見え方も気持ちの良いものになります。

 

今月末にはお庭も概ね仕上がる予定ですので

 

そのころにまた伺って状況を確認したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

「普元寺庫裡」がいよいよ始まりました。

 

まずは解体からとなりますが、既設建物と切り離しなどもあり解体だけで1か月以上かかりそうです。

 

 

もともとの建物は約130年前に移築してきたそうです。

 

移築のときですでにかなり経っている建物だったそうです。

 

 

昔ながらの太い大黒柱に太い丸太梁。

 

建物としての存在感もかなりあるのですが

 

現代では気密性や耐震性含め、なかなかむつかしい存在ではありました。

 

私は設計の仕事をしていて、これを世の中から消去していくことに携わることに

 

かなり抵抗がありました。

 

かといってどうにかできることでもありません。

 

自分のフィルターを通り抜けるのに結構かかったように思います。

 

古民家解体などの業者に片っ端から連絡してはみましたが

 

コストとのバランスで難しいこと、古美術屋さんに連絡して、画像を送って

 

買取の依頼をしましたが、期待が持てないことなど考えつくことはいろいろ手を尽くしました。

 

運よく、買取は自分が思っていたより高額査定が出ましたが

 

これが建築士としての限界なのかなと、少し空しくなりました。

 

私がしている作業は本業とは関係ないことかもしれませんが

 

約250年住居として全うしてくれた古民家には最後まで心を込めて

 

関わりたいと思います。