今回私が選んだ歴代で印象に残った車はズバリ!1988年の「マーチ(後のレイトンハウス)881」というF1マシンです。そう、あのエイドリアン・ニューウェイの名をとどろかせたマシンです。


当時はターボエンジンが主流で、マクラーレンのセナ・プロの活躍ばっかりに目が移りがちだったのですがこのマーチもF1において大きな台風の目になりました。このマシンのエンジンはノン・ターボ(NA)エンジンでした。エンジンはあまり性能の高いものではありませんでしたがその分、ちょっとやりすぎかと思えるような空力フォルムでコーナリングスピードはターボに勝る速さでした。ストレートスピードの遅さをコーナリングスピードでカバーし、第15戦の日本GPではマクラーレン・ホンダのアラン・プロストに挑みかかり、この年NAエンジン勢として唯一のラップリーダーを記録するという快挙を成し遂げたマシンでした。


また、その他ポルトガルGPでもアイルトン・セナと激しくやり合っての2位表彰台など、サーキットのよってはマクラーレンを上回るようなパフォーマンスを見せました。



モータースポーツマニアのモタスポブログ-マーチ881 <写真はモデルカーです。>

お世辞にもジャッドエンジンの信頼性は決していいとは言えないものでしたから全ての好走が結果に結びついたわけではありませんが、現在レッドブルにいる大物デザイナーの名を一気に高めたきっかけをつくった歴代にも残る一台ではないかなあと思いますね。


因みに、2006年の日本GP(要するに最後の鈴鹿)で実際にドライバーだったカペリがドライブしてパレードしていましたね。いった方はおぼえていらっしゃるかも知れませんが・・・。


スペック

シャシー:マーチ881

エンジン:ジャッドV10(自然吸気エンジン)

タイヤ:グッドイヤー

燃料・潤滑油:BP

ドライバー:イヴァン・カペリ(16号車)、マウリシオ・グージェルミン(17号車)

成績:カペリ(17ポイント・ランキング7位)、グージェルミン(5ポイント・ランキング13位)、チーム(22ポイント・ランキング6位)