フェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズと解説してきましたが、常勝チームばっかりでもちょっと面白くないので、印象深いマシンを1台紹介しましょうかね。
今はなきフランス代表F1コンストラクターであった「リジェ」です。皆さんには青いマシンで、「ジタン」というタバコメーカーでご存知かと思います。
その後にこのリジェを買収したのは4度のワールドチャンピオンである「アラン・プロスト」で、「プロストグランプリ」と銘打ってリジェの後継チームを運営させてたことでも有名ですよね。
そのリジェといえば一番印象に残るのはエンジンサプライヤーであった「マトラ」と組んだ時期でした。そう、あのマトラV12のエンジン音が非常に美しかったんですね。
その中で、1981年型で、ジャック・ラフィーによって2勝したことで知られている「JS17」について紹介しようかなあと思います。
基本的にはフジテレビで放映を開始していない時期だったので日本では有名じゃなかったかもしれませんけれどもね。
リジェのマシンとしては結構完成度が高かったマシンでした。結果はこのシーズン2勝を上げて表彰台にもそれなりに乗って活躍しました。結局リジェはこれ以降は低迷し、1996年のモナコグランプリで、オリビエ・パニスが優勝するまで15年間勝ちがありませんでした。
去年まではフォードコスワーズDFVエンジンを搭載し、一時はチャンピオンも争うことが出来ました。今年、1978年以来3年ぶりにマトラエンジンにスイッチ。タイヤもミシュランが復帰したことに伴ってミシュランにスイッチされました。
しかし、エンジン自体の完成度が余りよくなく、音はソプラノを奏でているようで非常に見ているほうは楽器が走っているように感じるんですがチャンピオン争いまで持っていくことが出来ませんでした。しかし、後半戦は上り調子となり、スペインGPではポールポジションを獲得したりするなど、シャシーの素性のよさとマッチしてそれなりの結果を残すことが出来ました。
81年にそれなりの成績を残すことが出来たため、82年もマトラエンジンを使い続けることにはなったんですけどさきほども書いたとおりに82年以降は優勝争いはおろかポイント獲得すら出来ないシーズンが続き、ランキングも8位、この年を持ってマトラエンジンとは縁を切り、美しいサウンドは姿を消してしまいました。
因みに、リジェのラフィーが勝利を収めた1981年カナダGPの映像が「F1レジェンズ」でありましたね。それを見た方はご存知かと思います。
