ちょいと横道にそれますが、
超有名人では、アイザック・アシモフって人がいるんですが、ロボットものを書いたことでも有名。で、SF作品で描かれたことって、その先の未来に実現することが非常に多い様なのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%95
もしかすると、少年がSF作品やSFアニメに触発されて『俺はおっきくなったら鉄人28号を作るんだーっ!』とか、『攻殻機動隊を作るんだーっ!』っていうところから始まっているのかも知れません(笑)。ロボットに限りませんが、人の頭で想像できる未来って、将来的に実現することが多いのかもしれません。。
実際な話をちょいとしますと、
研究者は、研究費申請のための申請書を書くのですが、
1:現技術で実現可能な範囲で、重要でまだ未知なこと(仮説)の解明・検証の提案
2:技術的制約を乗り越えるための技術開発の提案
大きくこの2通りに分かれるのですが、『この提案にお金を出さなければ!』という気持ちにさせるために、さも魅力的に書く必要があるのです。。人間ドラマ・物語に沿って書かれる点を除けば、結構SF作品と似通っているところがあるんです。
SF作品では登場人物、研究計画書では実際の研究者、と立ち位置は違いますが、両者とも未来の情景にワクワクした思いを馳せながら描かれていくのです。研究者も(研究費が取りやすい流行や技術を織り交ぜますが)、自分で『面白い!』『ワクワクするぜ!』って感じることを、他の人にも面白さ・重要性が伝わる様に書く必要があるワケで、やっぱりその点は非常に似通っているなーって思うんです。
ここで、テスラ モータースで有名なイーロンマスクの事業展開を考えます。
彼は、
テスラ (電気自動車、自動運転、高性能蓄電器開発、太陽光発電)
Space X (人工衛星を含めた宇宙開発事業)
Neuralink(脳に生体適合した糸を編み込むBrain-machine- interface(BMI)の実現)
という大きく3つの異なる会社を起業しているのですが、ここから彼が思い描く未来をコメの独断と偏見で考えてみますと・・・
自社の人工衛星で、独自の通信網を確立する。
通信網を用い、自動運転・操縦が可能な自動車やロボットの駆動システムを構築。
必要な電力や高性能の蓄電池も自社開発するので問題なし。
自動プログラムでインフラ的工事はロボットがやる。
BMIは、外部記憶デバイスやAIも利用できる量子コンピューターとの接続も可能。
BMIを用い、外部機械を自由に操れる様にする。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%B0
サイボーグか(汗)。。
こう考えると、(コメの想像した)彼の描く未来って、
仕事をする時間が大幅に短縮されて、自由な時間が担保される上に、
人間としての身体的・知的な機能を、外向きに最大限拡張できる様になる、
そんなことが可能になる基盤技術を作っているのかな?って思うのです。。
宇宙規模で大きな未来を夢描いた起業家が邁進している、って、きっとイーロンマスク、めっちゃめちゃめちゃワクワク仕事していると思うんです、SF作家も研究者も顔負け(笑)
ビルゲイツやスティーブ・ジョブスは誰もが使えるコンピューターやソフトウェアを開発することで、一般の人たちの得られる・または発信できる情報は拡大してきました。これは本やノート以外で脳の機能を拡張する事になる新しい『道具』として凄いことです。ですが『道具』として導入された点は、車輪の発明に近い感があります。ここでのBMIによる拡張は、新しい『道具』ではなく、『自己能力の最大限の拡張』であり、個人で出来ないことがほぼ残らなくなるのかも知れません。
そうやって外へ外へ拡張して行った場合、我々に残された個人の努力で出来る事って何なのでしょうね?
とか、普段おちゃらけている割には、少し真面目なことを考えてしまったコメなのでした。
読んで下さって有難う御座います。
今日もいいコトありますように
コメ