① 2020年~2021年

 

 この時期は、緊急事態宣言やロックダウンが世界各国で実施されました。

ZOOMの普及もあって、リモートワークや在宅勤務、飲食店の時短営業、マスク着用、オンライン授業など、ニューノーマル社会という言葉も生まれました。

 

 以上は人間社会における主な変化です。では、他の生き物たち、動物、植物、鉱物にとっては、コロナ騒動はどのように映ったのでしょうか。彼らの立場で考えてみます。

 

     

 

鳥さん「うるさい飛行機が消えてくれて、嬉しいなぁ」

 

樹木さん「車の排ガスがなくなって、空気がうまい!」

 

牛や豚さん「飲食店が閉鎖されて、出荷される仲間が減って嬉しいぜ。

  あいつら人間は、俺たちを肉にして喰うばかりか、加工品の4割も食べずに

  ゴミとして捨ててるらしいじゃないか」

 

原油や石炭さん「電力使用量が減って、夜には奇麗に星が見えるようになった。

  いつまでもあると思うなよ、資源は枯渇しかかってるんだ」

 

海やお魚さん「プラスチックごみで、お魚さん苦しんでた。おまけに海水温が

  上がって引っ越しさせられたり、海流が変化したりと迷惑千万よ」

 

自然界「人間たちも、今回の事で教訓をえて、産業活動を自主的に控えてくれた。

  もう少しだけ、猶予を与えてみようではないか」

 

     

 

 

②2022年~現在まで

 

 ワクチンの効果もあって、日本では昨年5月にコロナウイルスを2類から5類へと格下げ。自粛ムードは終了し、人流も元通り。飛行機や鉄道や車の利用度は、コロナ前にほぼ戻りました。産業活動も活発となり、世界の経済成長率は再び、プラスに転じました。

 

自然界「ホモサピエンスの名前通り、本当は“賢い”のかと思っていたが

  これじゃ元の木阿弥だ。もう見捨てることに決定しました」

 

     

 

※種としての人類は、それ以外の自然や意識とはかけ離れた存在であると見なしているようです。自分たち以外の種に対しては、自分たちに如何に役に立つか、あるいは役に立たないかといった観点のみから見ていました。

 

 その結果、とにかく自分たちの種の存続が最優先するという考え方を推進してきました。現在、人間は自分たちが他の種にどれだけ依存しているかをようやく学び始めたところです。

 

 人類は、現在次に述べる2つの重大問題に取り組んでいますが、その両方が、人間一人ひとりが神聖であり尊厳に値するという事実と、個人レベルでの人間関係および物質的に適応した他のすべての意識との関係を包摂しています。

 

 遅かれ早かれ戦争の問題は、『他人を殺害すれば、実際は最終的に自分で自分の首を絞めることになる』ということを教えてくれるでしょう。

 

 また世界的な人口過剰の問題は、『自分たちの棲む環境に愛と思いやりをもって関わらない場合、環境はもはやそうする価値なしと見なして、人類存続を支えることを断念する』ということを教えてくれるでしょう。

 

     

 

 あなたがた人類は、この惑星を破壊したり、動物や鳥や草花や穀物を絶滅させる意図をお持ちのわけではありません。しかし、人類がそれらにとって相応しくない存在なのであれば、それらの方で人類を見限ることになるでしょう。

 

 しかし、こうした環境破壊の危機はある種のセラピーでもあるのです。これはあなたがた人類にとって必要であったため、みずからが設定した学びの方法であるという見方もできます。そのセラピーは、まさに今、種としての人類が別の物質的現実(5次元世界)へと移行する前に必要とされているのです。

 

 あなたがたは別世界に旅立つ前に、みずからの背景によって自分自身の課題を学ばねばなりません。あなたがた人類は、そのためにこうした危機を自分たちにもたらしているのであり、きっとそこから学ばれることでしょう。

 

※特に2023年は、世界各地で異常気象が発現しました。大洪水、旱魃、自然発火による山林火災、地震、噴火などが多発しました。国連事務総長のグテーレス氏は、「地球沸騰化の時代」「人類は地獄の門を開けてしまった」と発言しています。

 

 世界通貨基金(IMF)によると、今年2024年の世界経済成長率を+3.2%と予測しています。これから夏を迎える北半球、いったいどんな災厄が待っていることでしょうか。