宇宙建築の完成イメージでは、四角型の建物ではなく、ドーム型の建物がよく出てきます。
なぜドーム型なのか、理由はとてもシンプルで、宇宙の環境に近い形だからです。
理由①内部の空気圧に強い
宇宙では、建物の中に空気を入れて人が生活します。
しかし外はほぼ真空なので、内部の空気が外に押し出そうとする力が働きます。
ドーム型は、力が全体に均一に分散し、壁の一部に負担が集中しないという特徴があります。
その為、四角い建物よりも空気圧に対して壊れにくい構造になります。
理由②材料が少なくて済む
宇宙建築では、材料がとても貴重です。
ドーム型は、同じ体積を確保する場合、表面積が小さくなるという特徴があります。
少ない材料で大きな空間を作れるのは、大きなメリットです。
理由③放射線 や隕石対策をしやすい
月や火星では、放射線や小さな隕石への対策が必要となります。
ドーム型は、衝撃を分散させ、上から土を被せ易いというメリットがあります。
宇宙建築でドーム型が多い理由は、空気圧に強く、材料が少なくて済む、放射線や衝撃に強い、という宇宙環境に合った形だからです。
宇宙建築はまだ始まったばかりですが、建物の形という基本的な部分は、地球の建築の知恵をそのまま生かせるとも言えます。