いまや、国民病ともなった「花粉症」です。
今の時期には、あまり注目されることもなく、暖かくなったころに再びみなさん苦労されることともなると思います。
そして、花粉症とともにアレルギー症状を訴える人々は年々増加傾向にあるといわれています。
2004年に行われた東京都の「アレルギー疾患に関する3歳児全部調査」といわれるものがあります。
有効回答数4305人のうち、1999年の時とくらべて何らかのアレルギー性疾患があると答えた子供(3才)は41.9%から2004年では51.5%と10ポイントも増えているそうです。
これらのアレルギー性疾患は、ある原因物質(アレルゲン)が体の中に入ることにより、体が拒否反応をおこし、鼻炎、湿疹、ぜんそくや蕁麻疹などを起こすものです。
このアレルゲンには様々なものがあり、花粉症を引き起こす杉やヒノキの花粉、そして家の中にあるダニやカビがあります。
近年の高気密化、高断熱化された住宅では、室内環境の影響が大きいとも言われています。
そして、カビの大きな条件である適当な温度と水分であり、この条件に適した湿気や結露です。
マンションにおいてもこの条件に当てはまる環境は大きくものを言います。
北側の洋室に子供部屋や寝室が組み込まれることが多いと聞きます。
普段は気付かなくとも、収納の内部でカビがみつかったりすることがあります。
寝室にしている場合、その部屋で何時間も滞在する時間は多く、影響は測り知れません。
古いマンションなどの場合、コンクリート面に対しての断熱もままならなく壁内結露していることも経験上おおかったのです。
体も小さく、抵抗力も少ない子供をまず守ってあげることが大事です。
アレルギーから健康被害でもあるシックハウス まで、本来、体や精神を守るべき住宅が、守ってくれるどころか攻撃してくるようでは、真の安心や安全など考えられません。
それは、造り手である我々が、いちばんだれよりも肝に銘じておかなければならないことです。