日本人は「木」を昔から大事にしてきました。
それは、人が住まいというものにたいして本当に大事にしてきたことにも表れています。
そして、木がいかにかけがえのないものであったかが、漢字を見ると良くわかります。
本来、陰陽五行の考えでは、木というものは成長する部分であり循環の中でも極めて大事な部分です。
たとえば、日本では木を基準として住宅を建ててきました。棟や柱、梁、桁、根太、床や束などが木を使って作られています。
このなかでも、「棟」や「梁(はり)」などはとっても大事な部分であり、最も建物でも上にのる部分です。
建物を造るうえで、最も現場でえらくまとめあげる人のことを「棟梁」と言います。
この言葉も、もともとはこれらの建築用語から来たものです。
また、住宅は「材木」によって作られます。
当たり前ですが、木はそのままでは使い物になりません。
この材木の「材」という字も木を斜めにきる様を「才」と言います。立木を伐採すれば材木になるのです。
この材という字は、建材や人材や教材、題材など元になるものをよく表しているそうです。
日本人が昔から、これらの漢字に対して深い意味を持って来ました。
特に「木」へんのつく漢字は、調べれば縛るほど生活に密着し、いかに木を大事に扱ってきたかが良くわかります。
この大事な木をありがたくつかわせてもらい、いつまでも残る家を造り続けたいと思っています。
