杭でも大変でしたが、基礎はもっと大変です。
何しろ、何を運ぶにしても人力です。蟻のようにせっせと運ばねばなりません。
基礎は、昔から絶大な信用を置いているアルファ機構さんにお願いすることとしました。
ここの親方は、今の主流の鋼製型枠が標準になる前から、開発者とともに実行して、何百棟も建ててきた兵(つわもの)です。
新築ともなれば実に快く協力してくださいます。
その親方も現場を実際に見せてしばらく腕組みをして黙ったままでした。
「できる?」との私の言葉に「大丈夫、何とかする!」と力強く言ってくれたことを今でも思い出します。
この人がいなかったら本当に建たなかったかも知れません。
つぎの日から、寒いなか「やり方」が始まりました。
心配なのは、土地の高低さ場仮ではありません、2月の酷寒の中、コンクリートの固まる事も心配でした。
その心配は見事的中し、何度も何度も雪に見舞われるのでした。
