新居に住み始めてしばらく経ち、
玄関・リビング・キッチン・洗面所とレビューしてきたこのシリーズ。
今回はいよいよ、家の中でも地味だけど生活満足度に直結する存在——
トイレのお話です。
■ 1階にも2階にもトイレがある生活、控えめに言って「革命」
住み始めて一番最初に感じたのはこれ。
「トイレ2つって、なんで今までなかったんだろう?」
前の家はもちろんひとつ。
朝の支度時間、夜の帰宅時間、
どちらかがトイレを使っていると、
もう一人は微妙な立ち回りをしなくてはいけない。
“使う側も気まずいし、待つ側も落ち着かない”
という、あの小さなストレス。
それが、新居では消え去りました。
1階はリビング横だから日常使いに便利だし、
2階は寝室の近くなので夜中も移動が楽。
使いたいときに空いているという幸福。
地味に見えて、これが本当に大きい。
■ タンクレスに憧れたけど…タンクありでも全然問題なかった話
新築を検討していた頃は、
「トイレは絶対タンクレス!」と息巻いていたスミ夫婦。
スタイリッシュだし、掃除しやすそうだし、
とにかく“新築感”がすごい。
でも現実は建売。
タンクレスに変更する自由度は低く、
そのまま “タンクあり” で生活開始。
で、住んでみて思ったのが…
「あれ?タンクありでも全然困らない…?」
もちろん見た目のスッキリ感や掃除のしやすさは
タンクレスのほうが上なんだけど、
実際に生活の中で不便と感じるシーンがほぼない。
むしろタンクの上で手洗いできたり、
災害時にタンクの水が役に立つ可能性を考えると、
これはこれで実用性あるではないか、と。
注文住宅だったらこだわってたポイントでも、
住んでみると意外と“どうでもよくなる”現象、
家づくりあるあるだと思う。
■ サイズは少し狭い。でも今のところは問題なし。
トイレの広さは惜しくも 1畳未満。
「もう一歩奥行きがあればなぁ…」と思う瞬間はあるけれど、
座って使うには特に困らない。
ただし、未来の自分たちを想像するとき、
ちょっと考える。
-
完全に年を取ったら、この幅大丈夫かな?
-
手すりの位置とか、あとでつけられるよね?
-
車いすとか必要になったらどうしよう?
でもまぁ、人生そんな先まで見えないので、
今は今の快適さを素直に享受しておくことに。
将来の悩みは、また将来の自分に任せよう。
■ トイレに窓、要る?要らない?問題
建売にはよくある「トイレ窓付き」。
うちも例外ではなく、小さなすりガラス窓が1つ。
スミ家の正直な気持ちは…
「別にいらん」
採光よりも防犯が気になるし、
開けるかと問われると、
ほぼ開けない。
でもあっても困らないので、
これもまた“許容”の範囲。
ただ、直射日光が強い日はちょっと眩しいので、
ロールスクリーンを付けるかどうか検討中。
■ 唯一の不満:1階の収納、少なすぎ問題
便利な2つのトイレにも、弱点はあった。
それが 1階の収納の少なさ。
トイレットペーパーのストック、
掃除用品、除菌シート、サニタリーアイテムなど…
あれもこれも置きたいのに、
扉内の収納がほぼゼロ。
これは地味に困るやつ。
とはいえ、スミ妻が仕事終わりにふらっと寄った
スリーコインズ(通称:スリコ)で
絶妙サイズの収納ボックスを発見。
これがなんと、トイレ横の余白スペースに
ぴったりハマってくれるミラクルフィット。
「ここに置いて」と言わんばかりのサイズ感。
不満は一発解決し、
今ではちょっとした“名脇役”として活躍中。
■ 総評:トイレは“こだわりすぎなくてよかった場所”だった
住んでみて思うのは、
-
トイレの数
-
使いやすさ
-
動線と生活の相性
この3つが満たされていれば、
細かいところは案外気にならないということ。
タンクレスじゃなくても暮らしは快適だし、
窓の有無もそこまで問題じゃない。
むしろ、2つあることのメリットがあまりに大きく、
多少のマイナスは吹き飛びます。
新居に来てから何度も思っているけれど、
家は「完璧を求める場所」じゃなくて、
“暮らしながら育つ場所”なんだなぁ
と実感する毎日です。