初めての料理、いざIH体験

工事が終わって数日。ついに「完成したキッチンで料理する日」がやってきました。最初に作ったのは、我が家の定番メニュー、野菜炒め。理由は単純、IHの火力やフライパンの振りやすさをすぐに体感できるからです。

スイッチを入れると、ジワッと光って加熱が始まるIH。以前のガスに比べると音が静かで、火が出ない安心感があります。フライパンの中で野菜がシャキッと炒まるのを見ながら、「あの解体と設置の2日間が、こんな風に結実するのか」としみじみ。

セラミック天板の実力

今回のこだわりポイント、セラミック天板。白ベージュ系の落ち着いた色味がキッチン全体を明るくしてくれるだけでなく、調理中に熱い鍋をちょっと置いてもビクともしない。油がはねても、サッと拭けばシミにならない。これが本当に気持ちいい。

以前の賃貸では「布巾でゴシゴシしても落ちない…」と半ば諦めていた汚れがありましたが、今は違う。「よし、料理が終わったら一瞬でリセット!」と、まるでホテルの厨房スタッフになった気分です。

IHのメリットを実感

IHの魅力はなんといっても掃除のしやすさ。フラットなトップだから、フライパンを持ち上げて調味料をこぼしてしまってもサッと拭ける。焦げつきもほぼなく、以前のように「五徳を外してゴシゴシ」という手間がありません。

また、火を使わない安心感からか、スミ妻も「子どもができても安心だね」と喜んでいました。将来を見据えても、やはりオール電化+IHの選択は正解だったなと感じます。

食洗機の快適さに感動

そしてもうひとつの目玉、ビルトインの食洗機。夕食後にお皿を入れてスイッチを押すと、静かな音とともに作動開始。以前はシンクに山積みになった食器を見て「誰が洗う?」と夫婦で小競り合いすることもありましたが、今はその時間ごと削減。

スミ妻は「これで夜の時間が30分自由になった」と大満足。私は「お皿を並べる角度のセンスが問われるな」と密かに研究中です。

レンジフードの“洗エール”に救われる

忘れてはいけないのが、レンジフード。油ものを作った後に換気ボタンを押すと、静かに空気を吸い込み、しかも定期的に内部を自動で洗ってくれる。これまでの「フィルター掃除の億劫さ」から解放されると思うと、本当にありがたい。

掃除嫌いの私にはまさに救世主。スミ妻から「これならあなたでも掃除できるよね」と軽いプレッシャーをかけられましたが、それもまた笑い話に。

収納力の違いに驚く

シンク下や引き出しの収納も、思った以上に容量があります。まな板や調味料、鍋類がすっきり収まり、以前の「どこに置く?」の悩みがなくなりました。特に深型の引き出しには大鍋もすっぽり入ってしまうので、キッチン全体が片付いた状態をキープできるのがうれしいところです。

暮らしが変わる実感

たった1か月前まで「解体でガラガラ音が響く空き部屋」だったのに、今は夫婦が肩を並べて料理する舞台に。料理の効率はもちろんですが、気持ちが変わりました。

「早くキッチンに立ちたい」「次はどんな料理を試そう」と思えるのです。リフォーム前は「台所に立つ=家事の義務」だったのが、今は「新しいキッチンを楽しむイベント」に。これは予想外のうれしい変化でした。

まとめ:リフォームしてよかった

もちろんお金はかかりましたが、「あの時やらなかったら絶対後悔していた」と胸を張って言えます。毎日使う場所だからこそ、妥協せず選んでよかった。

今はまだ「お試しモード」ですが、これから年月を重ねるごとに、このキッチンが我が家の思い出を作っていくのだと思うとワクワクが止まりません。