テレビボードを見ていたときの出会い

テレビボードを探して家具屋さんを見ていたとき、ふと目に入ったソファがありました。そのソファの名前は「クロスタイム」。その瞬間、なんとなく心を惹かれました。思い返せば、テレビボードでもクロスタイムシリーズを候補に挙げていた理由は、まさにこのときの印象にあったのだと思います。シリーズ全体として統一感があり、シンプルでありながら温かみのある雰囲気がとても魅力的でした。

もう一つの候補、ニトリのソファ

もちろん、他の候補がなかったわけではありません。ニトリで見かけた曲木を使ったソファも印象的でした。無垢材らしいデザインで、木の質感が活きており、ナチュラルで少し北欧風の雰囲気を漂わせていました。かわいらしさと上品さが同居しており、置くだけで部屋の雰囲気が柔らかくなるような家具でした。実際に座ってみると程よい座り心地で、候補に入れる価値は十分にありました。

 

 

ほとんどクロスタイムに傾いていた

それでも、心の中ではほとんどクロスタイムに傾いていました。見た目のバランスや質感、そして家具全体との相性を考えると、クロスタイムの方が自分たちの好みに合っていたのです。まるで一目惚れに近い感覚で、もうこのソファにしようと決めかけていました。

廃版という事実を知る

しかし、後日改めて家具屋さんを訪れたとき、そこにあったクロスタイムは「成約済み」の札がかかっていました。店員さんに聞いてみると、その型は廃版になるとのこと。つまり、もう手に入らないという事実を突きつけられたのです。その瞬間、少しショックを受けました。気に入っていただけに、タッチの差で逃してしまった悔しさが残りました。

気持ちの切り替えと次の選択

ただ、ずっと落ち込んでいても仕方ありません。ニトリで見た曲木のソファも十分にかわいらしく、候補として遜色はありませんでした。結果的にはこちらを選ぶことになるのですが、「クロスタイムに出会って惹かれ、手が届かなくなる」というプロセスがあったからこそ、納得感を持って次の選択ができたのだと思います。偶然の出会いと別れを経て、家具選びがより印象的な体験になりました。