※このシリーズは、僕たち夫婦が過去に取り組んだ妊活・不妊治療の記録を、時間が経った今、振り返って綴っているものです。
治療のスケジュールは予定通りにいかない
不妊治療は大変です。
生理周期はおおよそのスケジュールが立てやすいとはいえ、身体のことなので当然ずれることもあります。2〜3日早まったり遅れたりするだけで、当初立てていた予定は崩れてしまいます。
そうなると、病院に行くために会社を早退したり休んだりしなければならない場面が出てくるのです。
最初の2周期は偶然うまく回った
1周目は、たまたま通院日が妻の休みと重なり、特に支障なく進みました。
2周目は、スミ妻がちょうど長期休暇を取っていた時期で、こちらも問題なし。
でも、3周目に突入したら…?
「もし仕事の日に重なったらどうしよう」
そんな不安が、じわじわと日々を覆っていきました。
付き添いはできる限り
話し合いの結果、僕は仕事の合間を縫って、付き添えるときはすべて付き添うと決めました。
それでも2周目のときは、ほとんど一緒に行けなかったのが現実です。
「仕事を辞める」という選択の意味
不妊治療を受けるために仕事を辞める方がいる――そんな話を聞いたことはありました。
正直、以前は少し遠い世界の話のように感じていたのですが、実際に経験してみると、その気持ちが痛いほどわかります。
日程が読めない、調整も大変、そして治療は待ってくれない。
治療と仕事の両立は、想像以上に神経を使うものでした。