新しい家に住み始めてしばらく。
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新居に暮らし始めてしばらく。
家そのものの話は一通り書いてきたので
今回は 「周辺環境・ご近所づきあい・生活圏のリアル」 の回
家の設備や間取りがどれだけ良くても、結局のところ“暮らしやすさ”を決めるのは、
家の外に足を踏み出してからの環境だったりします。
(近くにスーパーがあるとか、病院があるとか、朝の通学路が安全とか…)
そして今回、スミ家は、
引っ越し初日から「ご近所デビュー」 を果たしました。
■ 引っ越し初日:両隣と正面のお宅へご挨拶。ラップを片手に
引っ越し当日。
汗まみれの段ボール地獄の合間を縫って、
私たちは両隣と正面のお宅へご挨拶に。
粗品は悩んだ末、
「絶対使うし、邪魔にもならない、誰も困らない」という理由で
ラップを採用。
「このラップ、我が家のご挨拶の象徴だね」
などと話しつつインターホンを押す緊張感は、
何度引っ越ししても慣れないものです。
幸い、どのご家庭もとても丁寧に応じてくださり、
ホッと胸をなでおろすスミ夫妻。
たとえ「会釈レベルのご近所関係」になったとしても、
最初のあいさつはやっぱり気持ちが違うなと実感しました。
■ 環境:スミ妻にとっては“庭”、私にとっては“準地元”
うちの新居は、
スミ妻の実家の近く。
なので妻にとっては、
“ほぼ実家の庭”みたいな慣れっぷり。
道を歩けば知り合いに遭遇することも多いし、
「今日はこっちの抜け道から行けば早い」みたいな小ネタも完璧。
一方の私はというと、
結婚してから何度もこの街に来ていたので、
初日から特に違和感なし。
「知らない土地に住むドキドキ感」ではなく、
「知っている街だけど、ここからは“自分の家”がある」という
ちょっぴり不思議な新鮮さ。
引っ越しの大変さでヘトヘトのときも、
外に出ると「知ってる街」と「新しい家」のギャップが
なんだか心地よかったりします。
■ 学校事情:小学校はやや遠め。中学校は激近!
これは住んでみて発覚した“リアル距離感”なのですが…
・小学校 → 「あ、意外と歩くね」
・中学校 → 「え、こんな近いの?」レベルで近い
という感じ。
実際、近隣の人に聞いてみると、
このあたりは中学校の位置が絶妙で
「中学生になったらめちゃくちゃラク」
という声が多いそう。
うちはまだ子どもはいませんが、
将来の生活動線を考えると、
これは大きな安心材料のひとつかなと思っています。
■ スーパー事情:徒歩圏内は“便利だけど現金”。普段は車でまとめ買い
家の近くには、徒歩圏内にスーパーが1つ。ありがたい立地なのですが——
まさかの“現金オンリー”。
キャッシュレス生活に浸っていたスミ夫妻、
いきなり昭和にタイムスリップ。
緊急のときは助かるけど、
日常使いはちょっと難しい。
(キャッシュレス派にとってはハードル高い…)
ということで普段は、
車で10分のディスカウントスーパーへ。
週末にどっさり買い込んで、
平日は冷蔵庫に頼り切るスタイルです。
新居に新しい冷蔵庫が来て、
“まとめ買いの安心感”はさらにアップ。
「容量があるって最高…!」を噛みしめながら買い物してます。
■ 病院・美容院・日用品店など:これから開拓していく楽しみもある
生活圏としては、まだまだ“未開の地”が多いです。
・病院
・歯医者
・美容院
・クリーニング
・ドラッグストア
こういう「日々の安心感につながる場所」たちは、
これからゆっくり巡って、
お気に入りを見つけていく予定。
家が変わると、
日常のルーティンや行きつけのお店も変わる。
それがまたちょっと楽しい。
■ 総評:今のところ、住みやすさは100点満点で“とても良き”
新居の住み心地は、
環境面でも今のところ文句なし。
スミ妻の実家が近いという安心感、
使い慣れた街という落ち着き、
最低限の利便性、
将来の生活もしっかり描ける距離感。
そして何より、
“この街にこれから自分たちの暮らしを刻んでいくんだな”
というワクワク感。
街の空気に慣れるまで数か月、
自分の街になるまで1年と言われたりしますが、
スミ家の場合はそのハードルはかなり低め。
すでに“ここで長く住むんだろうな”と
自然に思える場所になってきています。
新居に暮らし始めてしばらく経ち、
「設備」「玄関」「リビング」「キッチン」など、
いろいろ語ってきたこのシリーズ。
今回はさらに生活に密着した、
家事動線・収納・コンセント位置
という“毎日実感するリアル”についてまとめます。
注文住宅の夢こそ叶わなかったけれど、
建売であっても家の使い勝手は十分こだわりたいところ。
実際に暮らして気づいた「よきところ」と「惜しいところ」を、
正直に書いていきます。
■ 家事動線:総合評価は「とても良い」。キッチンと洗面動線が特に強い
まず最初に結論。
家事動線は総じてとても良い。
これに尽きます。
● キッチンは“自慢の基地”。ここだけは本当に最高
料理関連の家事は、
もうほぼキッチンだけで完結しています。
・IH2口での同時調理
・広い作業スペース
・大容量カップボード
・セラミック天板のガシガシ使える安心感
・ミーレの大容量食洗機
・収納がめちゃくちゃ多い
おかげで、
「料理道具や調味料がほぼすべてキッチンに収まる」
という、スミ家史上初の快挙。
前の家では、
・電子レンジ上に調味料
・カラーボックスに鍋
・シンク下に詰め込まれた謎のキッチングッズ
…と、いろんな場所に散らばっていたので、
ワンアクションで全部届く今の状態は本当に快適。
● 洗濯動線もシンプルで楽。洗う→干す→しまうが近い
洗濯は洗面所で完結するので、
家事動線はサクサク。
・洗う
・乾かす(洗面所 or 2階)
・しまう(クローゼット)
全部1階で済む時はスムーズすぎて感動レベル。
ただし、
たまに2階へ干しに行くのは、まぁ…ちょっとした運動。
これも洗面所が狭いがゆえの必然なんですが、
そこは「家事の合間のご褒美運動」として許容しています(スミ談)。
● 掃除の動線は快適。ただし「ある1点」だけ大きな不満が…
掃除はとくに困らない。
段差も少なく、ルンバ導入後の未来を想像しながら
「ここならいけるな…」と密かにニヤニヤ。
ただし動線とは別に、
ワイヤレス掃除機の置き場問題
という大きなテーマがあります。
これは後半で詳しく——。
■ 収納:クローゼットは快適。でも洗面脱衣所は難所
収納については、
「満足:不満=7:3」くらいの感覚。
● クローゼットは十二分。むしろ余裕あり
各部屋にクローゼットがあるので、
洋服関係はストレスが激減。
住み始めて数週間ですが、
「クローゼットが足りない」という感覚はまったくなし。
2階の部屋をファミクロ的に使う可能性も残されており、
これは良い誤算でした。
● 最大の不満:洗面脱衣所の収納…ここだけは惜しい!
スミ家最大の問題はこれ。
洗面脱衣所の収納の少なさ。
ここで管理したいものは以下の通り——
・洗濯洗剤(複数)
・柔軟剤
・シャンプー替え
・ボディソープ替え
・下着類
・部屋着
・洗濯用ハンガー
・ピンチハンガー
・脱いだ服の一時置き
・バスタオルの収納
これを“洗面脱衣所だけで完結させたい”のだけど、
結論としては、
物理的にムリ。
洗面脱衣所は広くなったとはいえ、
家事も、洗濯も、収納も、着替えも…となると
キャパ不足。
「ランドリールーム+ファミクロ」は
注文住宅のときの憧れだったので、
どうしても心がそっちに寄る瞬間があるけれど、
建売では仕方なし。
ただ、
スミ妻が毎日着替えるたびに
「ここ、もう1.5坪ほしかった…」
とつぶやくのを見ると、
“家づくりの優先順位って面白いなぁ”と思ったりもします。
■ コンセント位置:ほぼ満点。でも「ここだけは欲しかった!」
意外とストレスが出るのがコンセント位置。
ほとんど満足しているのですが、
どうしても一箇所だけ
「ここに欲しかった!」という場所があります。
● 収納の中にコンセント…つけたかった…。
スミ家は
ワイヤレス掃除機(充電式)の愛用者。
そして、
新居で理想としていたのが——
収納の中にしまいながら充電できる環境。
しかし現実は、
収納内にコンセントなし。
↓
仕方なくリビングの端の“邪魔じゃないポイント”に置く。
↓
生活感がほんのり滲む。
という状況。
もちろん致命的な不満ではないけれど、
“住まいの最適化”を考えるほど
この小さな違和感が積み重なっていく。
将来的には…
「ロボット掃除機導入して雑念から解放されたい」
という夢があります。
(購入タイミングは、スミ妻の「よし今日ここ掃除しよう」の頻度と要相談。)
■ まとめ:家事のしやすさは、家そのものの価値そのもの
家事動線が良い+収納の一部に不満+コンセント1箇所の後悔
=総合評価「かなり満足。ちょっと後悔。全体的に幸せ」
という感想に落ち着いています。
キッチンの快適さ、洗濯のしやすさは圧倒的に生活を変えましたし、
掃除もしやすい。
収納の課題はやりくりで対応できる範囲。
家の“使い勝手の良さ”は、
住み続けるほどにありがたみが増す要素。
これから季節が変わり、さらに暮らしが深まったとき、
またいろんな「気づき」が出てくると思います。