新しい家に住み始めてしばらく。

今回はスミ家が密かに楽しみにしていたテーマ、
「光熱費どうなった?」 についての回です。

スミ家はオール電化の、いわゆる“省エネ住宅”。
高気密・高断熱をうたう新築ならではの性能が、
家計にどれくらい効いてくるのか——
これは、引き渡し前から半ばワクワク、半ばドキドキのポイントでした。

結論から言うと…

まだ特段「省エネすげぇ!」は感じていません。
(正直!)

でもその裏側には、
「そりゃそうだわ」という理由があったので、
そのあたり含めてレポします。

■ オール電化の初回電気代:リフォーム期間の“ほぼ不在月”で約3000円


まず最初の電気代は、
なんと 約3000円。

おおっ、すごい!
……と言いたいところですが、
これは リフォーム期間で“ほぼ誰も住んでいなかったから” の完全イレギュラー月。

冷蔵庫は動いてたけれど、
エアコンもキッチンIHも使わず、
「家として最低限の呼吸しかしない状態」だったので当然といえば当然。

省エネ性能というより、
“ただの不在家の電気代”って感じでした。

■ 完全に住み始めてからの電気代:7000円強。「あれ、意外と安い?」


本番はここから。
キッチンも完成し、引っ越しも済み、
実際に人が生活し始めてからの初電気代。

その金額は——

7000円強。

おおおっ?
これは、ちょっと安くない?

もちろんまだ季節は本格的な冬でも夏でもない、
いわゆる“肩の時期”。
だから光熱費が跳ね上がるタイミングではありません。

でも、前の賃貸のときと比べて家は広くなり、
エアコンも5台フル配備、
IHも最新、
食洗器もミーレがガンガン頑張っているのに、
7000円台で収まってくれたのは素直に嬉しい。

省エネ住宅の効果が本当に出てくるのは、
夏と冬という両ボス戦のとき なので、
これからが本番ではありますが…。

それでも初月この数字なら、
「やっぱりオール電化のメリットあるなぁ」と感じています。

■ 水道代は2か月で5000円前後。


え、みんなこれ超えるの?どうやったら超えるの?

続いて水道代。

引っ越し後、初めて届いた水道料金は
2か月で約5000円前後。

ここでまたスミ家、少し不思議に思う。

「え、これ、前の家とほぼ変わらないぞ…?」

実はスミ家、
前の賃貸のときも 基本料金を超えたことがない家庭。

洗濯はそこそこするし、
食洗器は使うし、
シャワーも普通に使う。

なのに、ずっと基本料金内。

引っ越し後もまさかの“いつもの5000円”。

そこで気になってくるのは、
みんな水道代ってどうやって基本料金超えてるの…?

・庭の散水しまくる?
・毎日浴槽ためる?
・洗濯機を1日3回回す?
・もしくは家族人数で跳ね上がる?

「水道代が1万円超えた」なんて話を聞くと、
もはや異世界の話。

もしこのブログを読んでる方で、
「わが家はこうすると突破します!」という人いたら、
ぜひ教えてほしいレベルです。

■ 未来予想:省エネ住宅の本領はこれから


繰り返しになりますが、
省エネ住宅の本領発揮は 夏と冬の“エアコンの本気運転期” です。

特に夏。

スミ家は吹き抜けがあるため、
冷暖房効率についてはちょっとドキドキしています。

・本当に高気密高断熱のメリットが出るのか
・エアコン5台あるけど何台動かすことになるのか
・電気代の跳ね上がり具合はどうなるのか

これから見えてくると思うので、
1年後には「省エネレポート完全版」が書けるはず。

今はまだ序章

■ 総評:現時点では「思ったより安い」。でも判断は1年後!


まとめると——

・電気代:初月7000円は好スタート
・水道代:安定の5000円(なぜ?)
・省エネの実力:まだ結論は出せない
・でも今のところ悪くない

という感じです。

これからの夏・冬で、
本当に省エネ住宅の力がわかるはず。

また光熱費シリーズ続けて書きます!

新居に暮らし始めてしばらく。

家そのものの話は一通り書いてきたので

今回は 「周辺環境・ご近所づきあい・生活圏のリアル」 の回

家の設備や間取りがどれだけ良くても、
結局のところ“暮らしやすさ”を決めるのは、
家の外に足を踏み出してからの環境だったりします。
(近くにスーパーがあるとか、病院があるとか、朝の通学路が安全とか…)

そして今回、スミ家は、
引っ越し初日から「ご近所デビュー」 を果たしました。

■ 引っ越し初日:両隣と正面のお宅へご挨拶。ラップを片手に


引っ越し当日。
汗まみれの段ボール地獄の合間を縫って、
私たちは両隣と正面のお宅へご挨拶に。

粗品は悩んだ末、
「絶対使うし、邪魔にもならない、誰も困らない」という理由で
ラップを採用。

「このラップ、我が家のご挨拶の象徴だね」
などと話しつつインターホンを押す緊張感は、
何度引っ越ししても慣れないものです。

幸い、どのご家庭もとても丁寧に応じてくださり、
ホッと胸をなでおろすスミ夫妻。

たとえ「会釈レベルのご近所関係」になったとしても、
最初のあいさつはやっぱり気持ちが違うなと実感しました。

■ 環境:スミ妻にとっては“庭”、私にとっては“準地元”


うちの新居は、
スミ妻の実家の近く。

なので妻にとっては、
“ほぼ実家の庭”みたいな慣れっぷり。

道を歩けば知り合いに遭遇することも多いし、
「今日はこっちの抜け道から行けば早い」みたいな小ネタも完璧。

一方の私はというと、
結婚してから何度もこの街に来ていたので、
初日から特に違和感なし。

「知らない土地に住むドキドキ感」ではなく、
「知っている街だけど、ここからは“自分の家”がある」という
ちょっぴり不思議な新鮮さ。

引っ越しの大変さでヘトヘトのときも、
外に出ると「知ってる街」と「新しい家」のギャップが
なんだか心地よかったりします。

■ 学校事情:小学校はやや遠め。中学校は激近!


これは住んでみて発覚した“リアル距離感”なのですが…

・小学校 → 「あ、意外と歩くね」
・中学校 → 「え、こんな近いの?」レベルで近い

という感じ。

実際、近隣の人に聞いてみると、
このあたりは中学校の位置が絶妙で
「中学生になったらめちゃくちゃラク」
という声が多いそう。

うちはまだ子どもはいませんが、
将来の生活動線を考えると、
これは大きな安心材料のひとつかなと思っています。

■ スーパー事情:徒歩圏内は“便利だけど現金”。普段は車でまとめ買い

家の近くには、徒歩圏内にスーパーが1つ。
ありがたい立地なのですが——

まさかの“現金オンリー”。

キャッシュレス生活に浸っていたスミ夫妻、
いきなり昭和にタイムスリップ。

緊急のときは助かるけど、
日常使いはちょっと難しい。
(キャッシュレス派にとってはハードル高い…)

ということで普段は、
車で10分のディスカウントスーパーへ。

週末にどっさり買い込んで、
平日は冷蔵庫に頼り切るスタイルです。

新居に新しい冷蔵庫が来て、
“まとめ買いの安心感”はさらにアップ。

「容量があるって最高…!」を噛みしめながら買い物してます。

■ 病院・美容院・日用品店など:これから開拓していく楽しみもある

生活圏としては、
まだまだ“未開の地”が多いです。

・病院
・歯医者
・美容院
・クリーニング
・ドラッグストア

こういう「日々の安心感につながる場所」たちは、
これからゆっくり巡って、
お気に入りを見つけていく予定。

家が変わると、
日常のルーティンや行きつけのお店も変わる。
それがまたちょっと楽しい。

■ 総評:今のところ、住みやすさは100点満点で“とても良き”


新居の住み心地は、
環境面でも今のところ文句なし。

スミ妻の実家が近いという安心感、
使い慣れた街という落ち着き、
最低限の利便性、
将来の生活もしっかり描ける距離感。

そして何より、
“この街にこれから自分たちの暮らしを刻んでいくんだな”
というワクワク感。

街の空気に慣れるまで数か月、
自分の街になるまで1年と言われたりしますが、
スミ家の場合はそのハードルはかなり低め。

すでに“ここで長く住むんだろうな”と
自然に思える場所になってきています。

新居に暮らし始めてしばらく経ち、
「設備」「玄関」「リビング」「キッチン」など、
いろいろ語ってきたこのシリーズ。

今回はさらに生活に密着した、
家事動線・収納・コンセント位置
という“毎日実感するリアル”についてまとめます。

注文住宅の夢こそ叶わなかったけれど、
建売であっても家の使い勝手は十分こだわりたいところ。
実際に暮らして気づいた「よきところ」と「惜しいところ」を、
正直に書いていきます。

■ 家事動線:総合評価は「とても良い」。キッチンと洗面動線が特に強い

まず最初に結論。

家事動線は総じてとても良い。

これに尽きます。

● キッチンは“自慢の基地”。ここだけは本当に最高

料理関連の家事は、
もうほぼキッチンだけで完結しています。

・IH2口での同時調理
・広い作業スペース
・大容量カップボード
・セラミック天板のガシガシ使える安心感
・ミーレの大容量食洗機
・収納がめちゃくちゃ多い

おかげで、

「料理道具や調味料がほぼすべてキッチンに収まる」

という、スミ家史上初の快挙。

前の家では、
・電子レンジ上に調味料
・カラーボックスに鍋
・シンク下に詰め込まれた謎のキッチングッズ
…と、いろんな場所に散らばっていたので、
ワンアクションで全部届く今の状態は本当に快適。

● 洗濯動線もシンプルで楽。洗う→干す→しまうが近い

洗濯は洗面所で完結するので、
家事動線はサクサク。

・洗う
・乾かす(洗面所 or 2階)
・しまう(クローゼット)

全部1階で済む時はスムーズすぎて感動レベル。

ただし、
たまに2階へ干しに行くのは、まぁ…ちょっとした運動。
これも洗面所が狭いがゆえの必然なんですが、
そこは「家事の合間のご褒美運動」として許容しています(スミ談)。

● 掃除の動線は快適。ただし「ある1点」だけ大きな不満が…

掃除はとくに困らない。
段差も少なく、ルンバ導入後の未来を想像しながら
「ここならいけるな…」と密かにニヤニヤ。

ただし動線とは別に、
ワイヤレス掃除機の置き場問題
という大きなテーマがあります。

これは後半で詳しく——。

■ 収納:クローゼットは快適。でも洗面脱衣所は難所

収納については、
「満足:不満=7:3」くらいの感覚。

● クローゼットは十二分。むしろ余裕あり

各部屋にクローゼットがあるので、
洋服関係はストレスが激減。

住み始めて数週間ですが、
「クローゼットが足りない」という感覚はまったくなし。

2階の部屋をファミクロ的に使う可能性も残されており、
これは良い誤算でした。

● 最大の不満:洗面脱衣所の収納…ここだけは惜しい!

スミ家最大の問題はこれ。

洗面脱衣所の収納の少なさ。

ここで管理したいものは以下の通り——
・洗濯洗剤(複数)
・柔軟剤
・シャンプー替え
・ボディソープ替え
・下着類
・部屋着
・洗濯用ハンガー
・ピンチハンガー
・脱いだ服の一時置き
・バスタオルの収納

これを“洗面脱衣所だけで完結させたい”のだけど、
結論としては、

物理的にムリ。

洗面脱衣所は広くなったとはいえ、
家事も、洗濯も、収納も、着替えも…となると
キャパ不足。

「ランドリールーム+ファミクロ」は
注文住宅のときの憧れだったので、
どうしても心がそっちに寄る瞬間があるけれど、
建売では仕方なし。

ただ、
スミ妻が毎日着替えるたびに
「ここ、もう1.5坪ほしかった…」
とつぶやくのを見ると、
“家づくりの優先順位って面白いなぁ”と思ったりもします。

■ コンセント位置:ほぼ満点。でも「ここだけは欲しかった!」

意外とストレスが出るのがコンセント位置。

ほとんど満足しているのですが、
どうしても一箇所だけ
「ここに欲しかった!」という場所があります。

● 収納の中にコンセント…つけたかった…。

スミ家は
ワイヤレス掃除機(充電式)の愛用者

そして、
新居で理想としていたのが——

収納の中にしまいながら充電できる環境。

しかし現実は、

収納内にコンセントなし。

仕方なくリビングの端の“邪魔じゃないポイント”に置く。

生活感がほんのり滲む。

という状況。

もちろん致命的な不満ではないけれど、
“住まいの最適化”を考えるほど
この小さな違和感が積み重なっていく。

将来的には…

「ロボット掃除機導入して雑念から解放されたい」

という夢があります。

(購入タイミングは、スミ妻の「よし今日ここ掃除しよう」の頻度と要相談。)

■ まとめ:家事のしやすさは、家そのものの価値そのもの

家事動線が良い+収納の一部に不満+コンセント1箇所の後悔
=総合評価「かなり満足。ちょっと後悔。全体的に幸せ」

という感想に落ち着いています。

キッチンの快適さ、洗濯のしやすさは圧倒的に生活を変えましたし、
掃除もしやすい。
収納の課題はやりくりで対応できる範囲。

家の“使い勝手の良さ”は、
住み続けるほどにありがたみが増す要素。

これから季節が変わり、さらに暮らしが深まったとき、
またいろんな「気づき」が出てくると思います。