[ あなたの才能 ]

《才能は誰にでもある》

 突然ですが、あなたはどんな才能をお持ちですか?
 「私に才能なんてありません・・・」と思っていてはいけません。

 タイガーウッズ、イチローなど、成功を収めている人々には共通することがあ
 ります。
 それは、自分の才能をみがき、仕事への活かし方を知っていることです。

 イチローは、野球選手としては「体が小さい」というハンディを背負っていま
 す。
 しかし彼は、若い頃から自分の才能を磨き続け、さらに自分の才能の活かし方
 を良く知っているのです。

 私たちも、理想の成果をあげるためには、自分のことをもっと良く知っておか
 なければなりません。

 では才能とは何でしょう?
 アメリカの心理学者などによると、才能とは「繰り返し現れる思考、感情およ
 び行動パターンであり、何かを生み出す力を持つ資質」(*1)だそうです。

 ちょっとコチコチな表現ですね。
 分かりやすく言うと、たとえば、「頑固さ」、「神経質」といった、一見短所
 とさえ思えるものも、それがプラスに働き、何かを生み出すのなら「才能」と
 なるのです。

 そうです、誰でも才能を持っているのです。
 (「才能」と「経験によって身についた能力」とは異なります)


《才能と幸福》

 また、才能と幸福感には、深い関係があります。
 ポジティブ心理学の第一人者、マーティン・セリグマンは著書の中で、
 「誰もが元来もっている特別な能力を自覚し磨きあげ、それらを日々の仕事や
 子育て、恋愛、遊びなどに役立てて初めて、本物の幸せを手に入れることがで
 きる」(*2)と言っています。

 これまたコチコチですね(笑)
 たとえば「公平性」という資質を持っている人がいたとします。
 その人が、仕事の上で「公平性」に重点を置き、ある仕事を成し遂げた場合、
 その人は、最高の幸せを感じることができる、ということなのです。


《才能の見つけ方》 

 ではどうしたら、自分の才能や資質を発見することができるのでしょう。
 才能を見つけるヒントは、無意識にとっている反応や、切望、物事の修得の速
 さ、満足感の中にあると言われています。

 また、私がオススメなのは「ストレングス・ファインダー」というインターネ
 ット上で行う、強みの分析ツールです。
 これを使って、34に体系化されたの資質の中から、あなたの5つの「強み・
 資質」を発見することができます(詳しくは後程)。 
 自分の強みの発見の過程は、とてもワクワクするものです!


 かつて、ベンジャミン・フランクリンがこう言ったそうです。
 「日陰の日時計がいったい何の役に立つのか」と。

 ぜひ、あなたの眠れる資質・才能を呼び起こし、あなたの仕事に活かしましょ
 う。
 きっと、今よりももっと大きい充実感や満足感を得ることができるでしょう!


 (参考図書)
   *1「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム他著
   *2「世界でひとつだけの幸せ」マーティン・セリグマン著