今日お話しする内容は、
“気付きにくい罠”
ということについてです。
どうぞよろしくお願いいたします。
私はコーチとして、
何百という方々をコーチングし、
何十人という方々をクライアント様として
今まで出迎えてきました。

その中で
私はクライアント様をある程度、
“パターン分け”出来るようになりました。

“パターン”によって、
だいたいの“失敗パターン”というのがあり、
分析していくと、将来の“失敗パターン”も
だいたい読めてきます。
がんばりやだけど、
燃え尽き症候群の可能性がある。

意欲はあるけど、
モチベーションを維持できにくい体質である。

有能で能力も抜群。
しかし、本人には焦りの傾向が強い。

などなど、
私はクライアント様の傾向を日々分析しておりますが、
その中で“最も重要”なことが隠れています。
それは“本人たち”が真の問題に気付いていない。

ということです。

私は多くのクライアント様を見てきましたが、
こういった“自らの欠点”“自らが陥っている罠”に
気付いた方々は滅多にいませんでした。

なぜなら、
本人たちは“目の前の問題が本質の問題”
だと“考えてしまう傾向”があるからです。
具体的にいいましょう。

例えば、このようなクライアント様の問題。
本人は行動を“先延ばし”ということを
実感していましたが、
“どうしてそうなっているのかは理解できませんでした”

そこで“おそらく問題は日々の生活習慣にある”と
感じていたのです。

ですが、実際の根本の問題は
そこではありませんでした。

実際は先延ばしにする原因は、
“自らに対する自信の無さ”から来ていたのです。

何かを行動するにせよ、
いつも他人の目を気にして行動できない。
だから、先延ばしをしてしまうことが原因だったのです。
また、別のクライアント様の例だと、
自分は“売れない営業マン”と気付いていながらも、
それが何が原因でそうなっているのかわからなかった方がいました。

彼はそこで、
“話術”を磨いて営業能力をつけようとしたのです。

しかしながら、
問題は違う部分にあったのです。

実際は、
彼は“その仕事に対する適職、やる気”が
ものを言っていたのでした。

彼はそれから、
自らの仕事を見つめなおして、
やる気を取り戻しました。
また、別のクライアント様の例で行けば、
“日々が楽しくない”という問題を抱えており、
彼はその原因として“仕事への不満”を抱えていました。
確かにそれもひとつの要因でしたが、
一番の問題は“目標の欠落”ということだったのです。
彼は今では、“新たな目標”を持って、
毎日を楽しく過ごしておられています。

ここで勘違いなさってはいけないのは、
私のクライアント様は“皆優秀”です。

これだけは譲れません。
彼らはコーチの私よりも秀ている分野、能力を
たくさん持っています。

そんな彼らですら、
“自らの真の問題”というものを
なかなか気付けないのです。

成幸というのは
ひとりでは決して成しえることがないことです。

必ず“気付かせてくれる人や事柄”が
絶対に必要になってくるのです。
そこで今日の設問です。

『あなたは自らの見えない部分を
見ようとしている、もしくは気付かせようとしている人々が
周りにいますか?』

以上です。
少しの間、考えてみてくださいませ。

こういった事実があるからこそ、
我々、コーチがいるわけです。

しかし、こういったことがあることを
気付かない人々や、

もしくは、
“説明できないコーチ”も大勢いらっしゃいます。

自らがコーチングをしているのに、
“コーチの必要性”を語れないとなれば、
それこそ“罠”なのです。

ですが、多くのコーチは
この“罠”に気付きすらしません。

コーチの必要性を語れないコーチが、
クライアント様を見つけ出せる確立は、
限りなく低いものです。

コーチにしても、
どなたでもそうですが、
“自らを客観視してみる”という観点も重要ですが、

“実際に客観してもらえる”
ということの方が時には大切なのです。

そういった意味で、
成幸を収めるには“ひとりでは不可能”なのです。

どんなに意気込みがあっても、
どんなに自ら決めた行動であったとしてもです。