信じる力の強さを信じる。 | 南青山えこ ブログ

南青山えこ ブログ

解決コンサルタント&スピリチュアルヒーラーの日常、
悩みを解決する方法、読んで得する情報などをお届けします。


こんにちは。笑壷(えこ)です。

今年の夏は、リオデジャネイロオリンピックが熱いですね!
改めて、オリンピックって、本当にスゴイですね!
私は、選手達の挑戦する姿に、毎日感動させられっぱなしです。


さて、今日は、オリンピックのエピソードから、
『信じる力』について、お話させていただきますね。


リオ五輪の競泳女子200m平泳ぎで、金藤理絵選手が、金メダルを獲得しました。

「今は信じられないですが、加藤コーチのことを信じ続けてやってきて良かった。」
金藤選手の喜びが伝わってくる、試合後のコメントでした。


金メダル。
本当に偉業だと思います。
オリンピックのような熾烈な戦いの舞台では、
どんなに強くても、どんなに練習を積み重ねていても、
結果につながらない事は、よくあります。


今回、金藤選手が金メダルを取れたのは、
もちろん、本人の実力が素晴らしかった事や、
積み重ねてきた練習の成果だとは思いますが、
もう1つ、絶対的に必要だった要素が、
『信じる力』だったのではないでしょうか?



金藤選手は、才能を認められながらも、なかなか実力が発揮できず、
これまで、悩んでいた時期も多かったそうです。

特に、4年前にロンドン五輪の出場権を逃してからは、
毎年引退危機と闘ってきたそうで、
加藤コーチに「もうできない。」と言うと、
加藤コーチからは、「頑張れ。理絵ならできる。俺は信じてる。」と励まされ、
自分が考えている以上に、自分の事を絶対的に信じてくれる加藤コーチの存在で、
金藤選手は、諦めることができず、練習を続けていくことができたそうです。

自分で自分を信じられなくなった時、
自分の事を、本人以上に信じてくれる存在がいる。
自分が見ている世界とは違う世界を、自分の為に信じてくれる人がいる。
これこそが、『信じる力が可能性を拓く』という事だと思います。


そして、更に、
金藤選手の事を、金藤選手以上に信じてくれたのは、
加藤コーチだけではありませんでした。


金藤選手が、練習に取り組む意欲を失ってしまい、
家族の励ましも耳に届かず、投げやりになってしまった時、
金藤選手のお姉さんが、結婚する事になりました。

結婚式で、お姉さんは、妹の金藤選手には内緒で、
サプライズを行うことにしました。

結婚式の中盤、DVDの上映が始まりました。
結婚式では定番となりつつありますが、
普通は、花嫁花婿の生い立ちや、出会いのエピソードが上映されるものです。
しかし、その日は違っていました。

上映されたのは、泳いでいる金藤選手の姿や、笑っている金藤選手の姿ばかり。
そして、金藤選手に向けて、友人達からの激励のメッセージが続きました。
金藤選手は、涙を流して、それを見つめました。

映像が終わると、今度は、両親が金藤選手の前に進み出て、
金藤選手の首に、「人生の金メダル」をかけました。

メダルの裏には、
「上には上がいる それでもきっと上を向く ひまわりのように いつも見守っています」
と、書いてありました。

金藤選手は、とうとう号泣し、
「泳がにゃいけんようになったじゃんか」と周囲に訴えたそうです。


金藤選手の家族や友人達が伝えてくれたメッセージは、
「理絵が頑張ってくれていることで、みんなが励まされているよ。」
というものだったそうです。

頑張れでも、お疲れさまでもなく、『ありがとう』

このメッセージで、金藤選手は、自分が競技生活を送っている事が、
自分の為だけではなく、
みんなの為でもあったんだと気付くことができたのだと思います。

自分が泳ぐ姿、挑戦する姿、笑顔でいる姿を見せる事で、
周囲のみんなに、たくさんの勇気や希望を与えていた事。
その事に気付くことができたから、
金藤選手は、自分のためではなく、みんなの為に、
闘う決意を持つ事ができたのだと思います。


そうして、再び奮い立った金藤選手は、
それでも、どうしても、自分らしい結果が出せませんでした。

厳しい練習に耐えても、試合で実力を発揮できなかった金藤選手は、
加藤コーチに「もうできない!」「キツイ!」と弱音を吐き、
その度に、加藤コーチから、
「できなくてもできる!」「理絵ならできる!」と言い返されたそうです。
9年間も競技生活を送っていたので、金藤選手は、コーチなしでも、
練習メニューを作って、こなすことなどできました。

なかなか良い結果を出す事ができず、苦しんでいた金藤選手が出した結論は、
自分以上に自分の事を信じてくれる加藤コーチに全幅の信頼を寄せて、
オリンピックに向けて、頂点を取る準備をしていくというものでした。


金藤選手は、加藤コーチの信頼に対して、
自分が結果を出す為には、自分こそ、加藤コーチ以上に、
加藤コーチの事を信頼するべきだと思ったのかもしれません。


結果的に、
金藤選手は、自分のとらわれから脱却して、
無心になって、試合に挑む事が出来るようになったんだと思います。

そして、これは、ただの無心ではありません。
加藤コーチの大きな信頼に応えるという決意を持った無心です。

誰かの為に、人が行動する時、
特に、『誰かの為に』を優先して、『自分の事』を忘れて行動する時、
人は、魔法のような力を発揮します。
それが、本物の無心という状態なんです。

本物の無心は、革新を生み出します。
闇の中に光を生み出します。
前人未到の領域に足を踏み入れることさえできます。


金藤選手は、本物の無心、つまり、無我の境地を会得して、
自分の信頼と加藤コーチの信頼を統合して、オリンピックに挑みました。

金藤選手の金メダルは、全ての条件が揃ったからこそ、成し遂げられた偉業。
私には、そう思えてなりません。


金藤選手は、競技後のインタビューで、こう答えています。

「最後まで加藤コーチのことを信じてやろうと思って取り組みました。
その辺は、去年の私だったら絶対に不満を持ちながらやっていた部分だと
思うので、1年間でそういうところは成長したのかなと思います。
(加藤コーチに)信じ続けてくれてありがとうございます。」


『信じる力』
これは、どんな夢も叶える事が出来る力です。

なにしろ、宇宙最強の力こそ、愛と信頼のパワーなのですから。

☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆
=本日の夢が叶う選択=
『 信じる力の強さを信じる。 』
☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆゚・*:.。. .。.:*・゜☆