「どうして不動産屋の仕事をしているんですか?」とよく聞かれます。
私は、「お客様に一生幸せが続くものを提供したいからです」と答えています。
以前、私は、お弁当の販売をしていました。
食品の販売は、あらゆる事に気を配る仕事です。
仕入れのタイミング、製造のタイミングと量の調整、
賞味期限との戦い、店内や調理場の衛生管理。
その上で、新規商品の開発や、従業員の教育、お客様への心配りも忘れません。
文字通り、目が覚めている間中、仕事に打ち込み、
お客様の笑顔と従業員の笑顔を実現させていき、
とうとう日本一の売上を達成しました。
でも、その時、思ったんです。
食品は、食べたら消えちゃうんですね。
お客様を超幸せにするお弁当の効果は、
食べた後3時間くらいしか持たないんじゃないかな?と思いました。
なぜなら、お弁当を買ってくれたお客様は、めっちゃ元気になって帰られるのに、
お客様がまた来店してくださると、また元気がなくなっているんです。
もちろん、素敵なお客様ばかりでしたので、表面上は、皆さん、素敵な感じです。
でも、お客様の笑顔の裏に隠されている元気バロメーターは、私にはわかります。
『食べ物を売っている場合じゃない』と思いました。
毎日、数万人が訪れるショッピングセンターの中で、
8割くらいの方が、苦しんでいる現実を見ると、
何とかしなければと思うようになりました。
食品よりも、長く効果が続くもの。
そうだ!家を売ろう!
それで、私は不動産屋になりました。(^^)