遅くなりましたが、先日3/3のイベント「旅人の恩返し」にお越しくださった皆さま、ツイッターなどで拡散してくださった皆さま、ありがとうございました!
最終的に何人が入ったのかな…? 壇上から見た限りではテーブル席はとりあえず埋まった感じでよかったです。前回よりもチケットの売れ具合が危なかったので、来てくださった方には本当に、嗚咽しそうなほど感謝しています。
ちょっぴり悪ふざけしてしまった部分も、無きにしもあらずですが…まあ、いいよねあれくらい? でも、一人か二人くらいは「何なのあのキモい人!」って思ったかなあ…?


イベントで話した内容がアレなせいで、主旨を忘れ気味ですが、このイベントは東日本大震災のチャリティです(今回はあんまり稼げなかったっぽいけど…すみません(;_;))。
イベントでボランティア報告をしたバックパッカー会の“ひらりん”さんは、毎月1回は東北に行っているそうです。イベント後も「これから夜行で山元町に行って来ます」とのことでした。土曜の夜に行って、日曜の夜に帰って来る超弾丸スケジュール。それでも、行く人は行くんだよな…。2日以上の連休が取れないとなかなか…などと云って腰の重いわたしとはえらい違いです。そろそろ、何かしたいと思います…。


先週日曜日のNHKスペシャルは、一般の人々が撮った震災映像や写真の特集でしたね。
正直なところ、東京で暮らすわたしの生活から、震災の色はかなり薄れています。仕事で復興関連に係わる機会もほぼなく、ボランティアにも足を運んでおらず…最近でそれらしいことと云えば、某媒体で防災の特集を作ったことくらいでしょうか(誰かが読んでいてくれたらうれしいな)。
だから、久しぶりにあの日の映像や写真を見て、想像以上のショックを受けました。1年前、あれほど何度もテレビで目にした津波の映像なのに、信じられない、ありえない、何が起こっているのか理解できない…とまんま当時の気持ちになってしまいました。
数えきれないほどの検証や分析を目にしたり、被災地にも少し足を運んだりしたけれども、それで合点がいくことって、何もなかったんだな…。そして、被災地の人たちは言わずもがなだけど、自分を含めて今は何食わぬ顔で日常を営んでいる被災地以外の人間も、皆それぞれに傷ついた出来事だったのだな…と思いました。確かに、東京なんかは早くも忘れられているような雰囲気ではありますが…でも、本当に忘れている人なんて、多分いないはず。


「起きたことすべてに意味がある」とか「世界は自分の鏡である」とか、そういう類いの言説にはある種の抵抗感を覚えてしまうのですが、特に、震災のような出来事に対しては、どんな意味があるのか、どんな因果でそういう目に遭わなければいけないのかが、どうしても分かりません。ある日突然やって来た大津波に襲われる意味や、それまでの生活が破壊される理由なんて、どこにあるんでしょうか? いや、ないからこそ、その理不尽さにとても耐えられないからこそ、何か理由を見つけるべきなのかな…。本当に、どうしようもなく理不尽すぎてつらいですが、それでも生きていこうとする人の姿というのは、ただただ神々しく、言葉を差し挟む余地なく圧倒されます。


うーん、またこんなこと書いて誰かが不快な思いをするのでは…と思うと怖いんですけど、だったら書くな!という感じなんですけど、さすがにその日が目の前に迫っていて、何も触れずにやり過ごすのも耐えられなかったりしてね…。
来る3/11は、各地で追悼法要などが行われるようなので、わたしも都内のどこかで参加したいと思います。