結局、昨日(あ、日付変わってるけど、4月2日のことね)はギリギリで滑り込み上京でした。
何とニートのくせに「のぞみ」で乗り込むというド厚かましさ。そんな金、わたしにあるわきゃないので、もちろんそれは父ちゃんの金ですわい。ま、出世払いということで、許してくれろ。。。


天気は最悪。春の嵐と雷交じりの悪天は、何の嫌がらせでしょうか。
新大阪の駅まで父ちゃんが見送りに来てくれて、駅でうどんを食べました。
道中も、食事中も、ほとんど大した話はしませんでした。
湿っぽい、いかにもなお別れにしたくないので、軽薄な調子でいらんことばっかり喋っていました。
ちょっとそこまで行って来るわ、またしばらくしたら帰って来るんやし…という気持ちでいたかったのです。


でも、いざ新幹線に乗り込んで、声の聞こえない窓ガラス越しに手を振って、父ちゃんの去っていく小さな後姿を見たら、泣けてしまいましたね…。
4年前に旅立ったときは、父ちゃんは地元駅までしか送らなかったし、バックパックを背負って京阪電車に乗り込んだら、旅立ちの昂揚感でいっぱいになり、空港でも、行きの機内でも涙することもありませんでした。
それが今は、ちょっとしたことでも、センチメンタルの沼に引きずり込まれてしまいそうな…歳を取ったせいなのでしょうか?


「のぞみ」は悪酔いそうなほど速く、大阪の親しい友人何人かにメールを打ったり、お菓子を食べている間に東京に到着しました。実にあっけないもんです。あれほど離れがたかった大阪が、たったの2時間やそこいらでもう過去の地になったのですから。ま、逆に考えれば、それだけ近い場所なのであり、いつでも帰れるとも云えるわけですが…。


親戚宅に着いてしばらくは落ち着かず、ついつい自宅を恋しく思い出しました。
昨日までの、だらだらぬくぬくと過ごしていた幸せな子供のような自分が、いきなり死んでしまったような、妙な喪失感に襲われました。いきなり時間がぶった切られたような感じで、今ここにいるのは一体誰なんだろう?なんて思ったりして。


しかし、奥さんが、部屋で飲み物を飲めるようにと、ポットと各種飲み物を取り揃えてくれて(わざわざ買ってきてくれたのだ。多謝!)、さらにはネットもつなげるようになって、ものすごく快適な状態にしていただくと、ゲンキンなもので、すっかりくつろいで(笑)、最後の休息を存分に味わうべく、布団に潜って「動画ちゃんねる」でお笑いのネタを見まくって、現実逃避しつつ夜は更けていったのでした…zzz。


本当なら今日やるべきところですが、初出社の話はまた次回~。
もう寝ないと明日に響く;