今年に入って早5回目のリカバリにより、VAIOくんが見事復活を遂げました♪
これであと2週間くらいは持つでしょうか…1日も、1時間でも早く新しいパソコンが欲しいです。


たくさんのお祝いコメント、どうもありがとうございます!(感涙)
こんなに祝福していただいていいのかしら…よよよ。
まだ内定段階で、詳しい話などは何も決まっていないので、本人は相変わらずぼんやりしたままです。


今回の上京は、偶然にもこっちでバンドをやっているSという友人と一緒でした。
彼は彼で、とあるところへの売り込みに行ったのです。その話は前日に決まったらしく、慌てて「夜行バスってどうやって取るん!?」と連絡してきたのでした。
バスは別でしたが、早朝の新宿で落ち合って、それぞれの用事が昼からなので、それまでドトールの隅っこの席で顔を洗ったり、化粧したり、着替えたり(家かよ)しながら、だらだらと話して時間を潰していました。


夜行バスでまったく眠れなかったため(余談ですが、わたしは東京-大阪間のバスでまともに眠れたことがありません。海外のボロバスの方がまだしも寝られる…)、ちょうど面接の前くらいに眠気と疲れのピークが押し寄せてきて、「あかん。えらいしんどい。面接行きたくないなあ…」とSに訴えかけながら、しかし行かないワケにはいかないので、身体を引きずるようにして、ドトールを出ました。


会社は、明治神宮前駅からすぐのところにありました。
自社ビルとかではもちろんなく、マンションの一角ですが、立地は抜群です。


面接は2回、12時から始まって、終わったのが1時30分過ぎと、けっこうな長丁場でしたね。
1回目は面接官が2人、2回目は社長との1対1でした。
昔の作品を持ってくるようにと云われたので、AK社の雑誌を持って行ったところ、「2001年…今さらこれを見ても参考にならないよねえ。このキャリアでは未経験者と見なすしかないですね」と云われて、苦笑するしかありませんでした;
さらに追い討ちをかけるように、「その歳(29歳)でこれから編集の仕事をやっていきたいなら、今すぐにでもどこか、アルバイトでもいいから潜り込んだ方がいいんじゃないですか」とも…うう、キビシイ…。


まあしかし、こちらの云いたいことは大体云ったという思いはありました。
大の苦手である志望動機も、”リクナビで社長が書かれていた(会社)紹介文に惹かれたから”の一本槍で何とか押し通したし(笑)、「編集の仕事って何だと思いますか?」というような抽象的な質問にも、我ながら的確に答えたんではないかと(ホントかよ)。
何を質問されても、とにかく、思ったことを素直に答えるようにしました。素直にと云えば、「最近注目している雑誌とか、人とかいます?」という質問に、迷わず「チュートリアル」と答えたんですが、「あ、こないだウチで作った雑誌に出てもらいましたよ」と云われて思わず「そ、それ、いただいていいですか?」と、面接に来ていることをすっかり忘れそうになっていたわたし…。しかもそれ、チェックしていなかった分なので、フツーに喜んでしまいました(苦笑)。


そんなわけで、落ちたらそのときは縁がなかったんだと思うことにしました。
唯一気にかかったのは、あれだけアツく「編集とは?」を語ったクセに、よく考えたら、わたしは最新のブログに、「就職活動ぜんぜんダメだ。もはやヤル気なし。大体本屋に並んでる雑誌なんてほとんどくだらないし…」みたいなことを書いており、しかも幸か不幸か、社長が面接のときにHPを見てくれたんですよね(読売新聞の作文を読んでもらった流れで)。そのときは、ブログまでは行かなかったけど…。
会社を出た瞬間、ネットカフェを探してあの記事を削除したくなりましたが、それも潔くない気がして踏みとどまりました。


どうやらわたし以外にも面接を受けている人がいるようで、結果は面接日から遅くとも2週間以内に…という話。長いなあ…。わたしの性格だと、ほんとギリギリまで期待して待っちゃうからね…。「ダメだダメだ。大阪帰ったらまたすぐにネットで探し直そう」と、気持ちを切り替えることにしました。


その後、原宿の喧騒から逃れるようにして代々木公園のテント村に遊びに行くと、緊張から解き放たれたせいもあってか、ひどくホッとしましたね。小川さんのカフェに集まるみなさんと、和やかな昼下がりを過ごしながら、「ああ、本当に欲しいのはこういう安らぎなんじゃないのか」なんて思ったりして。


夕方はまた、Sと落ち合って、食事をしながらお互いの今日の健闘ぶり(笑)などを話し合いました。東京砂漠(笑。死語かも)の中で、将来を模索している関西人2人は、やけにちっぽけな存在に思えましたが、今回は彼がいて、色んな意味で助かりました。持つべきものは友、とはまさに。
そして、その晩に京都に戻るSと別れたあと、今回の居候先である千葉・鎌ヶ谷の友人宅へと向かったのでした。(つづく)。