結局、何だかんだ云っても”自分が可愛い”、それがヒトという生き物。
落ち込むと、極端に自己卑下して「わたしの人生なんかゴミだ」とか「生きててもしょうがない人間だ」などと暴言を吐いてしまうわたしですが(←いい加減、大人になれよな)、そうは云いつつ、根っこのところでは、(自殺などして)自ら人生を辞める気などさらさらない。めちゃめちゃ図々しい人間なのです(わはは)。


一度決めてしまったことは、後付でいくらでも正当化できる。というか、そうするのが自然な心の流れだと思います。
「やっぱりお金はあればあるほどいいし」とか「もう1回転職する手間が省けたじゃん」とか「多分もっといい仕事が見つかるという前兆なんだよ」とか「今回のことで就活も真剣にヤル気になったし」とか「3月1日から東京ってのもちょっとしんどかったし」とか「またしばらくチュートリアルのラジオ聞けるじゃん」とか、いくらでも出るわ出るわ(笑)。


もっとも、断った当日の晩は、かなり落ち込み、疲れてしまって、何も食べる気がせず、空ろな目でネットサーフィンをするか、寝るかのどっちかでした。父ちゃんが帰ってきてもいっさい口をきかず、ついには父ちゃんをブチ切れさせるに至ってしまいました。
自分で決めたことなのに、「父ちゃんは、わたしが断ってうれしいんやろ!大阪におってほしいねんもんなあ!」などと、責任転嫁も甚だしい暴言を吐き、火に油を注いで、もうちょっとで手ェ挙げられるとこでした;


しかし、翌日はもう、某R社の説明会なぞに行っているのですから、図太いというかゴキブリ並の生命力というか…。しかも、断ってすぐに説明会の予約を入れたという、ブログを読んで心配したり励まして下さった方に、顔向けできないほどの立ち直りの早さです。
でもそのヤル気のわりには、履歴書を買いに行くこともせず(ちょうど切らしてたんです)、説明会の始まる1時間半前に起きるというどうしょうもなさ。多分、電話した時点で、すべての仕事が終わった気になっていたのね(苦笑)。


そんなわけで、家を出るまで履歴書は真っ白、どころかモノ自体なかったんですね~。
せめて翌朝、早めに起きていればよかったのに、まったく身体が動かなくて…。
行きしな駅前のコンビニで買い、電車を待つ間ホームで写真を貼りつけ(ホームで糊を出すな!)、電車を降りたら猛ダッシュ!会社の前にある大きな郵便局の記帳台に陣取り、何と10分で履歴書を仕上げて、説明会にはギリギリアウト(1分後)で滑り込みでした…

…って、何なんだオレは!何であと30分早く起きれなかった!?それか、昨日ちょっと元気を出して、お近くのコンビニまで走っていれば、履歴書をこんなきたねー字で仕上げることもなかったんだよ!もーいやだ、自分を殺したひ…。


説明会は全部で3日あるとのことでしたが、会場にはすでに30人くらいの志望者が来ていました。ほとんど女の子。ブライダル誌の編集なので、そりゃそうかという感じですが、競争率高そーだなー…。契約社員とは云え、給料いいもんなー…。


まずは、応募シートとかいうものに、パソコンの技術とか、志望動機なんかをささっと書かされ、業務の説明がひと通り行われました。わたしはいつもこの”志望動機”欄がうまく書けないのですが(そんな明確な志望理由なんて、実際はないもんな…)、ここのは2行くらいで済んだので、助かりました(笑)。


その後は、懐かしのSPI検査。これはあらかじめ実施が分かっていたので、前の晩思い出したように、新卒の就職活動のときに買ったSPI対策の本を探したのです。
ところが、他の就職関連の本は全部あるのに、どーゆーわけかSPIの本だけないんだよ!マスコミ就職読本とか、作文の書き方本とか、簿記検定や漢検のテキストまでバッチリ揃っているというのに!ありえん!オレンジ色に緑の題字だった、ってことまで覚えているのに…どこに行ったんだよう!(泣)


…というわけで、SPI対策はまったくしてきませんでした;
あああ、昔っからキライだったんだよな、この検査…。問題Ⅰの国語問題はともかく、問題Ⅱの数学問題がもう、全っ然時間がない!いや、落ち着いて考えれば、誰でも解けるカンタンな問題なのですが、一瞬でも頭がこんがらがると、んもうダメダメ。そういう仕掛けになっているテストなのです。


「市役所を中心とした円周上に、消防署と図書館と美術館があります。消防署は図書館から見て南東にあり、美術館は市役所から見て真北にあり…(中略)さて、消防署は市役所から見てどの方位にあるでしょう?」
…これを一瞬で答えなければいけないなんて、ほとんどクイズ番組の世界っすよ。脳がカチコチなのでクイズが大の苦手なわたしには、マジできついっす。マークシートだから、とりあえず埋めたけど…。


あと、適性検査の質問も、困るんですよねえ…。
「人と話すのが好きである」「自分は慎重な方だと思う」「考えるより行動が先に立つ方だ」とか、そういうのが100問くらい(いや、もっとか)えんえんと続くんですね。
でも、あれだけあると、質問がかぶってきて、加えて、自分の性格がよく分かっていないので、さっきは「人と話すのが好き」にマルしたのに、今度は「人と話すのが億劫なことがある」にマルしてたりして(笑)、どんだけ一貫性のない人間なのかと苦笑してしまいます。


まあそんな感じで、久々の就職活動気分を味わってきました。
10分で仕上げた履歴書では、多分ダメだとは思いますが、ちょっとは前進しているかも?という自己満足だけは得られました(笑)。
その後は、同じく就職活動中の友人から突如電話がかかってきて、互いの近況報告がてらご飯を食べたりして、なんか大学時代の就職活動を思い出しましたね。
あの頃もそうやって、就活仲間たちと、しょっちゅうご飯を食べたり飲んだりしては、慰め合っていたもんです。途中からは、就職活動よりも飲み会がメインになってましたが。


…おおお、久々に(いや、初?)、就職活動記録らしい記事になってきたかも(笑)。