続く…と云いながらまーた間が開いてしまった…。
トラックバック欄は、しばらく拒否します。本家のBBSに続き、またもエロ系のコメント&トラックバックが増加しておりましたので。
精液が現金に変わります?…って、もうええかげんにしとけや!!!


さて、③と銘打ったものの、何を書こうかなあ。
大体、工場労働は単調なので、書く内容もそんなにあるわけでなく、何も③まで続けなくてもよかったのでは…と思いながら、何となく書き進めていこうと思います。


前回、「職業に貴賎なしってほんまか?」と書きましたが、わたし個人の意見としては、本質的な貴賎はない。でも、好き・嫌い、ラク・しんどい、人気・不人気、向き・不向き…etcはある。そんなところでしょうか。
しかし、社会的には、歴然と貴賎はありますよね。社会的地位という言葉があるくらいだし。
単純に云うと、知的労働>非知的労働っていう構図と、きれい>汚いっていう構図になっているのかしら。つまり、頭を使う仕事かつクリーンな(色んな意味でね)仕事がエライということですかね。


工場労働を長くやっている人って、ある意味ほんとすげーなあって思うんですが、社会では決してそういう扱いは受けてないですよね。給料だって安いし。
その一方で、バカなテレビのプロデューサーなんかが威張りちらして高給もらってたりするわけでしょ。何だかなーと思いますよね。ほとんどサギというか(笑)。
だからと云って、じゃあわたしが、工場のおかき詰めかプロデューサーか、どっちかを一生続けなければならないとなると…やっぱ後者を選んでしまうだろうなあ(笑)。
平等を喫して、前者の給料を高くするというなら、どうだろう…どっちを選ぶかな…。


まあ熟練工クラスになると、一秒でも早く作業を進めるための工夫とかを考え出すのでしょうが、たかが派遣やバイトに、そこまで考える必要なんてないわけで、ただ云われたことを文句云わずにこなしていればいいんですから、確かに頭は使いませんわな、ほとんど…。でも、頭使わないから給料も安い、っていうのは、何となく腑に落ちないよな…。だって、種類は違えど、ハードだと思うもん…。いや、給料というのは結局、どれだけの利潤を生み出すかにかかっているのか…。

『経済ってそういうことだったのか会議』でも読んで、もうちょっと経済のしくみを学ぶとしよう♪


さて、工場のない日は割烹でも働いていまして、社会復帰(仮)第一号はこの割烹での配膳でした。
これまでの人生で、配膳とかウェイトレスをしたことがないので、かーなーり不安でしたね。いや、ちょっとあったな…高校のとき、結婚式場の喫茶店でやってたな。それは親に内緒でやっていて、あるときバレて辞めさされたんだっけ…苦い思い出…。


話が脱線しましたが、つまりそれくらいこのテの仕事に慣れていないんです。
それで初日、何が何やら分からんままに云われたとおり働いて、特に大きなミスもなく終わったんですが、寒い帰り道を歩きながら、「あー向いてねーなー…」としみじみ思ったものでした。そもそも向いていないという自覚があるから、これまでもそこを通らずに来たとも云えるワケですからねえ。


まあでも、3日目くらいになると要領もつかんで、それなりにやれるんじゃないかという気もしてきましたけどね。
居酒屋やレストランと違って、料理や飲み物のオーダーは取らなくていいからラクですし。
しかし、社員だかバイトの長?だかの女の人が(ちなみに配膳をするのは、女将、その女性、アルバイト1人、派遣1人)、わたしが幼稚園児に見えるのか、いちいち何でも先回りして「~やってね」とねちっこく云うのがだんだん腹立ってきて…ははは、どこに行っても文句が多い(笑)。


例えばこんな感じ。
蓋つきの小さな食器があるんです。それを洗っていたときのこと…。
女「その器、蓋をしておいてくれる?」
私「はい。(と云って器を手に取り、逆さにして中に溜まった水を出すと)」
女「ちゃんと(タオルで)拭いてよー!」
…って、分かっとるわボケー!!!水を切ってから拭くんやないかい!!!見て分からんのけ!?!


お茶を出すために、云われた場所(2階)に湯呑みを探しに行ったわたし。しかし、いつも使っている種類の湯呑みの数が足りない。それで、1階にある湯呑みを持って行こうとしたら…。
女「ちょっと、何してるの?」
私「湯呑みが足りないんです」
女「どこ見てんのよー!?」←青木さやかかてめーは!
私「2階の端の棚ですけど…」
で、その人が見に行ったらやっぱり足りなかったんだよ!バーロー!結局、違う種類の湯呑みを出すことになりましたが、入って3日目のわたしが、そこまで知るかいっ!


…まあ結局、久々にバイトをして思ったことは、職業選択は、ある程度は慎重にやらないといかんなということです。
世の中に星の数ほど職業があるけれど、一人の人間が、どれにでも対応しているわけではないですよね。適性、給料、自分の興味とやりがい、職場の雰囲気、もちろんその時々のその人の環境なんかも総合して、1つの職業を選ぶわけで(2つ3つとやっている人もいますが)。
例えば今が戦時下で、明日をも知れぬ状態ならばそんな贅沢は云えませんが、今は幸いそういう社会ではないし、わたしも幸か不幸か生活だけなら困っていないし…。だから、多少なりともワガママに職業を選んでもいいんではないかと思うんです。美輪明宏あたりに怒られそうですけど。


ちょうどバイトを始める前くらいに、ある友人と話していたんですよ、その辺のことを。
彼女は新卒後、本来なら大勢が羨む仕事についたにもかかわらず、あまりにも仕事と職場の空気が合わなくて、鬱病に罹り、精神科に通院するようになりました。
わたしはそれで、旅に出ている間、「知らないうちに自殺とかしてたらどうしよう;」なんて心配していました。今はその職場は辞めてアルバイトで塾の講師をしています。賃金も社会的地位も低くなったでしょうが、鬱病は治ったそうです。完治しているのかどうかはともかく、もう通院はしていないとのこと。
だから、「やりたい仕事があるんだったらそれをやった方がいいよ~」と彼女に云われると、他の人の言葉より何割増かで重いんだよな(笑)。


適性と希望が違うことはままあるでしょうが、わたしは、なるべくなら何パーセントかでも自分の興味の向く分野、その仕事を金のためだけでなく頑張れる分野でやっていきたいなあ、そうじゃないと持たないよなあ…と、このバイトでの日々を通して、強く甘く思ったのでありました。


ちなみに、これを書いている1月現在は、バイトは終わってまたニートの毎日です☆