2014年04月27日

新人ですよふたたび

テーマ:上京後

新入社員になって、早2週間が経ちました。
昨年でしたか、『35歳の高校生』というドラマがありましたっけ。まあ、そこまでのギャップはなくても、3●歳の新入社員というのもなかなか、乙なものであります。新人研修とか、ホントの新卒の時でも受けたことないわっ!
ただでさえ、緊張と不安と分からないことだらけな上、これまで働いた中では最も規模の大きい会社なもので、毎日が戸惑いの連続です。だって、コピーをどうやって取るのか、電話はどうやって回すのか、配送物はどうやって出すのか…などというところからスタートですからねえ。最近は、やっとのことで文房具一式をデスクに揃えることができたような有様です。アルバイトさんの方がよっぽど使える従業員ですよ。。。
でも、中途採用ですから、企画や取材や撮影などはそのうちばんばん任されるわけで、ジェットコースターが今まさに落下しようとするあのてっぺんのあたりにいるような気分です。

さて、久々の”新人”になったということで、昔愛読していた『悪女(わる)』という漫画を読んでいます。
実家には全巻揃っているのを、またkindle版で全巻(37巻! キャプつばと一緒だ)買うというのも実にもったいなくは感じたのですが、今のわたしに必要なスピリットが詰まっているような気がして、どうしても今、読みたくなったのです。MILKでスカートを1枚諦めればいいんだよ。。。
昔むかし、ドラマ化もされたので、覚えている人もいるかもしれません。わたしはドラマを見てから漫画を集めましたが、ドラマの先はさらに面白いことになっていて、今回、何年かぶりに読み返してもやっぱり読みがいがありました。

主人公の田中麻理鈴(まりりん)は、三流大学卒の新卒OL。コネ入社で、一流商社・近江物産の座敷牢と呼ばれる部署に配属されます。ある日、エレベーターの前でコンパクトを拾ってくれた名も知らない社員の男性と、また座敷牢では峰岸さんという謎の女性に出会い、そこからまりりんの長い長い恋と出世の旅が始まります。
アホ・ブス・落ちこぼれという三重苦を背負い、エリートだらけの周囲からは徹底的にナメられながらも、いつかあのときの王子さまにたどり着くために、王子さまにふさわしい女性になるために、出世を目指して奮闘する。こういう図式はヤンキー漫画などにもよくあるタイプではありますが、会社という舞台だとなかなか新鮮です。
わたしは、特にいま出世したいわけでもなく、たどり着きたい王子さまがいるわけでもないのですが(あ、小室さんには会ってみたいけど)、まりりんほどではないにしろ、どちらかというと落ちこぼれ側の人間なので、落ちこぼれの身の処し方というものを、まりりんから学ぼうと再読した次第です。
まりりんは毎回、あの手この手で困難なミッションをクリアしていくのですが、エリートには持ちえない彼女の武器は、落ちこぼれの自分をよく知っていて、そこからスタートできる姿勢、そして、落ちこぼれでも決して卑屈にならない素直さです。まあ簡単に云うと”無知の知”ってことになりますか。
逆に、エリートまでは行かなくても、仕事がなまじできる人は、そこが弱点にもなりうるんですよね。例えば旅のシチュエーションで例えるなら、地図を読む才能よりも、人に道を尋ねる才能の方が、サバイバルには必要だったりするじゃないですか。
あと、仕事ができる人は、できない人に対して非常に冷たく、辛辣な傾向があると思います。わたしはいつも、そういう仕事ができる人のその手の文句を聞くと、自分が云われているようで密かに傷つきますが、一方で自分も、調子に乗ってさも仕事ができそうな発言をぶっ放しているかもしれません。。。でも、仕事ができないまりりんは、できないからこそどんな仕事にも真剣に取り組むし、決して周りの人間をバカにすることはない。
そして、挫折や失敗など日常茶飯事なので、大して怖くないんですね。王子様という精神的支柱があることも大きいですが、ゴキブリのようにとにかくへこたれない。
それらは、できない人間が持てる数少ない強みなんだと思います。でも、なかなか人は”よいアホ”(ってのも変な云い方ですが)になることが難しい。自分がどんなにアホでも、なかなかそれを曇りなく認めることはできないものです。一寸のアホにも五分のプライドで、つい本能的に(?)、なけなしの乏しい知恵で知ったかぶりとか、見栄とか張っちゃうんですよねえ。つまんない言い訳しちゃったりとかね…。

この漫画にはいろいろと、グッとくるセリフが散りばめられているのですが、峰岸さんがまりりんに云う、
「いいコなだけじゃダメよ。時には悪女にもなるのよ」
という言葉が好きです。
聖書の、「蛇のように賢く、鳩のように素直に」を思い出しますね。

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2014年04月14日

サヨナラだけは純粋だ

テーマ:上京後
旅→帰国→退職→転職…と、毎日チャンネルが変わるようなめまぐるしさで、自分を見失いそうになっておりますので、ブログでも書いて落ち着きを取り戻したいと思います(笑)。

昔の旅友達が、旅先でノートに書いてくれたこの(表題の)言葉が、わたしは好きです。
見てのとおり、井伏鱒二訳「勧酒」の一節「サヨナラだけが人生だ」をもじったものですが、意外とこっちのパロディの方が、わたしにはしっくり来ます。

先日、とうとう退職日を迎えました。
東南アジアの旅から帰ったその足で最後の出社をするという、相変わらずのいい加減さでした(汗)。
半分近く残っていた片づけや、PC内の整理などを淡々とこなしつつも、旅先では―それこそ、成田に着くまでは、退職のことも、次のことも、すべて他人事であるかのように感じていたので、ちょっとした浦島太郎状態で、どこかふわふわした心持でした。
絶対に無理と思っていた片付けも何とか終わり(自宅同様、デスクにめっちゃ物と書類があふれていたのです)、何事も、終わるときはあっさりと終わっていくもんだなあ…と思いました。

しかし、その後、盛大な送別会を開いていただきまして、仕事場でのわたしは普段以上に寡黙でものすごーく愛想のない人間だったのですが、そんなわたしにも、過大なプレゼント(何と、テレビをいただいたのだ!)や温かいメッセージが贈られ、朝まで付き合ってくれる人たちもいて、何だかもう骨抜きになりそうなほど、感激してしまったのでした。
記憶にある限り、こんなにちゃんとした送別会は人生において初めてだったと思います。

どんなときでも、物事の終わり・立ち去る場所はいつも別離の瞬間、いまわの際に輝くもので、それは、単純に感傷でしかないのかもしれないけれど、一方で、最後だからこそ、余計なものがリセットされて初めて見える本当の姿というものも、あるのかもしれません。
寂しいけれど温かい、それが”サヨナラの純粋さ”なのではないかと思います。純粋ゆえに、痛みも伴うのでしょうが…。

これからもずっと、サヨナラは繰り返され、そうやって自分の命もいつの間にやら終わっていくのでしょう。本家本元の「サヨナラだけが人生だ」もまた、真実ですものね。
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