2024.05.23(木)~05.24(金)

                                               ( 文中の『 』は文献資料による)

 

<一日目>

 新大阪10:10集合というのも珍しいと思いながら、8時には家を出ました。

新大阪には、37名集合で途中から5名乗車されました。岡山からバスでの移動です。一路 山陰地方に向かいますが、バス車内の中ほどの席なので、景色は窓ガラス越しでしか見られず残念ですが緑がいっぱいで目の保養になります。中国山地を突っ切る道中でも山間の集落が目に入りますが、家も田畑もどこも綺麗に手入れをされていて、日本って平和だな~とつくづく思いました。

 

 今回の旅は、昔に行ったことはある・・ 修学旅行? 若かりし頃に誰かと行った? と定かでない記憶を探りつつ確かめたくて「行先」に惹かれて決めました。

バス車内での昼食

   ちらし寿司は、車内では食べにくいのですが。

 

 言わずもがな・・ 島根県にある足立美術館と日本庭園

当然 美術館内は撮影できませんが、名前は聞いたことのある横山大観 北大路魯山人の日本画や陶芸を真近に見ることができました。以外だったのが童画が収納されていることでした。ほほえましさに思わず画集を買いました。

その後、庭園を鑑賞します。

 

   

 

     

 

        

 時が止まっているような景色が広がります。

   根っこにニシキヘビが・・     

 じっと動かず外から人間を鑑賞している様子です。みんながカメラを向けるから

スター気取りかも・・・と他の見物の方と笑いあいました。

 

これは切り取った絵画ではなく生きていることを実感しました。

 

 宿に向かう途中で気が付きましたが、島根県の「宍道湖(しんじこ)」は聞いて知っていましたが、その東に「中海(なかうみ)」という湖があることを知りませんでした。日本海に開かれていたものが砂で塞がれて出来たそうです。今回の道中では、その湖にある大小の島を渡って境港にある宿に向かいました。今までこの道を通ることは無かったと思います。

 宿は、旅行社が「Aランク」と推すところで期待していました。

 

「境港・夕凪の湯 御宿野乃」  港のすぐ近くにあり圧巻です。

流石 旅行社がAランクと推奨するだけあって 設備も雰囲気も申し分ないものでした。温泉は、この建物の12階!!にあり、露天風呂もあり夜景も楽しめました。びっくりしたのは、エレベーターの壁にあるお知らせ

 

① 夜泣きそば ② 湯上りアイスクリーム 

       ③ 朝の乳酸菌飲料 ④ マッサージチェア利用  

これ  全部無料なんです!! 

私も遠慮なく ②を夜の入浴後に、③を朝風呂後にいただきました。美味しかった飛び出すハート

 朝五時前起床して、朝風呂(風呂は24時間入れます)を堪能して、早朝散歩にでました。

 因みに夕食 1回目         

  

      2回目  

  

夕食のバイキングに 海鮮が並ぶのも珍しく、種類も多くとても新鮮で美味しかったです。ご飯も、イクラ丼とウナギ丼を採ってしまいました。(我ながら食べ過ぎ)

      3回目

  

   👆 食後のデサート

 

<二日目>

 車も人も通らず 朝陽を浴びながらの散歩の気持ちのいい事!!

ホテルのすぐ近くに JR境線(米子~境港)の駅があり、停まっているいる電車の可愛い絵と近くの大きなビルの壁画が目に入ります。

      

そう ここは

 

 

 あの「水木しげるロード」が広がっていました。

  

 

     

 

              

 なにやら会議のよう? 

             

            

 

参加の面々

   

 

        

 

           

       (リーダーの指だけ みなが触りすぎたんじゃ?)

 妖怪ロードの公園のこの木も あまり見かけないような形

 

中にはいってみると またビックリ Σ(゚Д゚)

  

 

 隣には、「この泉は妖界につき立ち入りはご遠慮下さい。」と看板があり、水の中で寛ぐ怪人の姿がありました。

 

 近くの港には、自衛隊の船が二隻係留しており 看板には「海の もしもには118番」と書いてありました。(やさしさと頼もしさを感じます。)

 

 気持ちいい朝の散歩を済ませていざ朝食の時間です。やはり 凄い品数にびっくりします。朝からも刺身なども並んでいます。

 美味しいとこ ちょこっと❓だけで満腹です。(写真はなしです・・)

 

 昨日通った島々を渡る道を、今日は方向を変えて西の出雲に向かいます。

勿論 「出雲大社」参詣です。

 ツアーのバスから降りたら 2時間の自由散策となっています。多分これまでの参詣では、添乗員さんの旗のもと行程は決まっていたと思いますが、今回は自由に動き回れるので、だれとも歩調を合わせることもなく自由に境内を回りました。

 先ず 目に留まるのが、大国主命(おおくにぬしのみこと)が困ったうさぎを救ったという伝説から あちこちに「うさぎ」の愛らしい像がありました。

    

              

      このような像が46羽いるそうです。

出雲大社には、4つの鳥居がありますが、今日は二の鳥居から進みました。

真ん中が参道ですが、「松の根元が傷つくので両脇を通ってください。」とアスファルトの小道が作ってありました。

 

三の鳥居を過ぎて 右側にありました。

  

『大国主大神が、日本海の荒波の向こうから現れた「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を授けられて結びの神となられたという神話の一場面の像があります。』

 

 

四の鳥居

『銅鳥居の中央に立つと、拝殿が真ん中ではないのは、御本殿の御屋根を拝することができるように配慮されています。』

お参りした後、御本殿の裏もまわりました。

 

『御本殿は、大社造りとよばれる日本最古の神社建築様式で、屋根は60年に一度葺き替えを行います。』

 

 

本殿向かって左側にある神楽殿

  

『「神楽殿」は、昭和56年に造営されました。祭典、祈願、結婚式などが行われます。大広間は270畳敷きの広さを誇り、正面には日本最大級の大注連縄(おおしめなわ)があります。』

 

 参詣を終えて、御朱印を貰いましたが ここにきて大間違いに気づきました。

「出雲大社のご案内図」に 『参拝の心得 四つの鳥居をくぐる 石、鋼、鉄、銅とそれぞれに違う素材を使った四つの鳥居を丁寧にくぐり、御本殿までの間にしっかりと心を整えましょう。 一般の神社では、手を二回打つ「二拍手」ですが、出雲大社では「四拍手」が正しい作法です。二度拝礼して四回手を打ち、最後にまた一回拝礼をします。』 失礼いたしました。次回は必ず仰るようにお参りいたします。

 

 宍道湖を右に見て最後の目的地 松江城に向かいます。

 

 

  

 平成27年に国宝に指定されました。

『明治初頭、全国の城が取り壊される中、松江城天守は旧松江藩士高城権八や豪農勝部本右衛門親子らの奔走によって取り壊しを免れ、以降も市民の手によって守られ今日に伝えられています。』

 ¥680で一般市民もお城の中に入れる機会を頂きました。内部構造は地上5階、地下1階で地上階は階段を登ります。各階 急な木の階段が12~13段づつありました。最上階の5階は360度の展望が広がる望楼(ぼうろう)です。

 この手すりを お殿様も持たれたかも・・・

 

  年月を感じさせる床板

     

     創建時の物と思われる これは室内の通し柱

最上階からの眺望

 

『城の中から外敵を監視するための下見張りで、随所に峡間や石落とし石打棚などの防御装置を拝し、内部に井戸や塩蔵を設けるなど実戦を強く意識して築かれています。』

 

華美な造りではなく 庶民の守り処という印象を持ちました。

 

 

外堀の観光船です。

 

「小泉八雲記念館」

バスの停留所へ向かう途中にありましたが、記念館に入れる時間がなく諦めました。

   

『ギリシャ生まれのイギリス人です。1890年来日し、その後日本に魅せられた彼は作家・日本研究科として日本の文化を世界へと広めました。松江藩士の士族の娘 小泉セツと正式に結婚し、日本に帰化。』

身近に名前を感じたので いづれこの方の本を手に取ってみたいと思いました。

(余談ですが、誕生年が私の丁度100年前でした。)

 

 関西から岡山まで新幹線で、その後バスに乗り換えての移動でしたが、山陰の往復は遠いな~と思いました。行けども行けども山また山です。バスの隣席には一人参加の方が座られるので、今回はどんな人か楽しみでした。幸い、適度なおしゃべりが出来るかたで楽しい時間を過ごせました。しかし、座席がそれほど広くなく、窮屈で長時間の移動には不向きでしたのでアンケートにそのように記入しました。(バス総走行距離は二日間で 506Km)

 

 急に思い立っての旅行でしたが、今のこの年齢でこそ感じられる訪問先であったのかもと思っています。

 

かみがみさま おめどおりいただき まことに ありがとうございました