20213.12.4(月)

 「談山・・・かたらいやま」っていう正式な読み方知ってた❔  という姉の問いかけに 「だんざんじんじゃ!」と言い切ったものの ある案内書にフリガナがついていたと見せてくれました。30数年奈良に住んではいても、身の回りのことに不便を感じることもなく、知らないままの事のほうが多いんでしょうね。

 ということで、いいヒントをもらったので、今日の放浪先決定しました。

 

 月曜日の朝ということで、北行きの道路は渋滞で車は進まず、途中からUターンして山沿いの道を進みました。国道169号線から山に向かって走ること数十分 前後には車は見えず、カーブの多い細い道を進みます。お日様が霜を溶かしてくれていて助かりました。杉木立の道は濡れていて、その上落ち葉が重なって道が狭くなっているところもあります。ち~~っと心細くなりました。人家が見えてほっとしました。

 先ず着いたのは、「氷室神社」

          

 参拝の人影は全くなく、山の中腹にある社殿に人影も見えません。

(現在は、氷への想いが変わってきているからでしょうか)

  

 そして更に山の道を進みます。人家がなくなるとまたぞろ急カーブ連続の山道になります。多武峰(とうのみね) 山容から漢字の意味は何となく解りますが、なぜ”とうのみね”と読むのか不思議です。山全体が紅葉していて、空の青さが際立っていました。談山神社へ向かう山道へ入ってから、目の錯覚かしらと思ったことがあります。

先日行った「吉野神宮」への道ととてもよく似ていました。道端の木々の大きさ、道のうす暗さ、道の傾斜の具合、カーブの加減などそっくりで不思議に思いました。

 やっと到着

       

        垂直に延びる階段は 140段ほどあるようです。

       きつい人には、途中から地道の緩い上り道もありました。

本殿の前の大広間畳の上には紅葉した葉が・・

回廊 靴を脱いで渡ります

       

              広間から見える本殿

境内の十三重の塔

         

      

   旧本殿 細かい彫刻が時代を経てなお圧倒的な存在感があります。  

           

”紅葉の名所”と初めて知りました。思い立ったその日が、今日で良かったです。

散り際の紅葉に、たくさんのカメラマンさんたちが真剣に向き合っておられました。

 

 神社の参道には、みやげ物屋さんが数件ありました。地元産の熱々こんにゃくのゆずみそが美味しかったです。串団子も。(昼ご飯代わり・・)

 

 山を下りて国道を北へ向かいました。このあたりに来たからには寄りたい店があります。「○○ピーナッツ」さん。 やっぱり 終わりは食べ物になってしまいます。

 

 でも本当はね お願い事もありました。

人間誰でも人と関わって生きているので、いい時もあるけど、時に関係性で悩んだり怒ったりしながら日々過ごしている。この度訪れた談山神社は 「かたらいやま」 とも「談所・・かたらいどころ」とも呼ばれたそう。

意見を言い合うのは当たり前のこと、意に沿わない意見や反論もあって当然。そんな中でも 人間だもの 主張をしながらも相手を理解しようと努めることは必要だと思う。そんなこんなが身近にもあって「語らうことで少しでも人間関係を修復できますように導いてください」とお願いしました。