想像力が足りない

 

先日、コインランドリーに行った時の話。

 

 

 

店内は↑こんな感じなのだが、私はAにある大型の乾燥機を使いたくて行ったのだが、生憎、中には乾燥が終わった洗濯物が入っていた。

 

「乾燥が終わっている」という事は「この後、すぐに取りに来るだろう」という簡単な想像をして、他の乾燥機は使わずにの位置で待っていた。

 

すると、想像通り、コインランドリーに若い男性が入ってきて、Aの大型乾燥機から乾いた洗濯物を取り出し始めた。

 

 

私は、大量の濡れた洗濯物が入ったランドリーバックを持った状態で、の位置に立って、洗濯物を取り出し終えるのを待っていた。

 

 

だが、その後、若い男性は信じられない行動をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾いた洗濯物を、一着一着、丁寧に取り出し、私に見せるかのように広げ、その後、作業台の上に、一着一着、丁寧に丁寧に畳んでいったのだ。

 

 

私は虚を突かれた思いがした。

 

 

 

ランドリーバックを持った人が★の位置で待っている状況で、且つ、利用者が行き来をする通路でもある大型乾燥機の前でその所業。凄すぎる。想像力が欠落している。怖すぎる。

 

 

 

  良かれと思って想像力を働かせて裏目に出た事がある

 

昔、芸人の先輩数名と居酒屋に行った時、食べ終わった料理の皿、飲み終わったグラス、そして食べ終わった焼き鳥の串が机にあった。

 

そこで、僕は店員さんに気を遣って、バッシングしやすいようにと、空いたグラスの中に焼き鳥の串を入れて、机の端っこに置こうとした。

 

すると、先輩は「グラスに焼き鳥のタレの油とかがつくからやめた方がいい」と言ったのだ。

 

 

その通りだ。

 

 

バッシングのしやすさだけを想像していて、その後の洗う人の事を想像できていなかったのだ。

 

大変、勉強になった。

 

 

 

しかし、コインランドリーの男は何がしたかったのだろう。

 

「この★の位置に立っている強面のおじさんはこの大型乾燥機を使いたいのかな?」と想像できないのか?

 

「だったらすぐに取り出して店内の端っこで畳む作業をしよう!」と、なぜ思えないのか?

 

 

そんな事を、僕は★の位置に立ちながら、彼の畳む作業をずっと見つめながら思っていた。

 

 

  最後に救いの言葉

 

こういった正論の不満を言うと、仲良しの先輩芸人さんが必ず言ってくれる救いの一言を添えて終わりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにか訳があるんでしょう」