女子バレーW杯2019編、第6弾は
セッターの「宮下遥」選手です!
若干15歳で代表デビューを果たし、誰もがその将来を期待した宮下遥選手。
身長177cmの、待望の高身長セッター!
当時から、そのプレイは全てが一級品だったんよね。
レシーブ、サーブはもちろん、ブロックも強かった!
それまで代表のセッターは、159cmの竹下選手が勤めていて、どうしてもブロックが弱くなっていた中、
セッターでブロックポイントが取れるというのは、革命的な変化だった訳。
ただ、唯一弱かったのが、セッターの命とも言うべき「トス」
トスが乱れる事が多く、アタッカーとの呼吸もずれる事が多かった。
「セッターにとって一番重要なトスが安定しない。」
というのが、宮下選手が代表でレギュラーを取れない、最大の理由なのよね。
とはいえ、クソが付くほど真面目な選手っぽいから、練習はすんごくやってると思うのね。
だから、アタッカーの打ちやすいトスを上げる技術は持っていると思うんよ。
でも、力んでしまう所があるから、試合では思ったようなトスが上げられないんだと思って観ているのよね。
スポーツ界には
「イップス」っていう言葉があって
緊張して、身体が固くなってしまって、普段のプレイが出来なくなってしまう症状の事なんだけど。
かくいう私も、野球やってる時イップスになって、簡単な距離のボールがコントロール出来なくなっちゃうのよね。
これって、メンタルの問題であって、テクニック云々じゃないんよ。
宮下選手って、考え方固そうだし、コミュニケーションも下手そうだから、という鳳頼マンの偏見なんだけど。
今年なんかは、ちょっとやせコケたなって印象で、
そうとうトレーニング積んできたのか、精神的に追い詰めたのか分からないけど。
ともかく、サーブ・レシーブ・ブロックと他のプレーは圧倒的に素晴らしい宮下選手なので、
トスさえ安定してくれば、レギュラーは間違いない訳で。
今回は、出場機会が少ないから、よりトスが乱れやすくなってしまうけど、
彼女がレギュラーとして定着すると、もう一段階、日本は強くなると信じてます。
宮下選手には、「抜く」っていう技術を身に着けてもらうってのが良いのかなって思うんよね。
彼女は真面目だから、頑張り過ぎちゃう所があると思う。偏見だけども。
だから、練習でも試合でも、プライベートも(知らないけど)
力を抜いて自然体でいられるように、座禅でも組むのが良んじゃないのかな。
なんでも良いけど、メンタルにアクセスする何か。
そんな宮下選手のキャラ設定は・・・
「真面目で根暗」
表情はインタビュー観てても、ちょっと暗い印象受けるよね。
顔はカワイイんだけど、たぶん、あんまりモテないんじゃないかな・・・
僕の偏見なので、どうかお許しください。。。
続いて、ブラジル戦についてなのね。
今回も第一セットは、主に石井選手のサーブレシーブが乱れて落としてしまった。
もちろん石井選手だけじゃないのだけれど。
石井選手は、サーブで狙われていたから、ミスの本数も多くて。
それで、代えられてしまったのが、またしても古賀選手。
古賀選手が一番得点していたのに、可愛そうだったよね。
で、第2セットに入ってから「アレッ」と思ったんだけど、2枚代え使わなかったんだよね。
2枚代えっていうのは、セッターが前に来た時に、攻撃の枚数が減ってしまうから、
前にアタッカーを入れて、後ろにセッターを入れる戦略の事。
こうする事で、得点力を落とさないで戦えるってスンポーな訳。
ブラジルは、毎セット必ずやってたしね。
第1セットでは、このカードを切るのが遅くて点差が開いてしまったから、
第2セットでは、早めに(12~16点くらいの時)に手を打った方が良いんじゃない?って思ってたんだけど。
でも、結局2枚代えを使う事無く、第2セットも落としてしまったのよ。
それで、鳳頼マンは「ハッ」とした訳。
最初は、宮下選手の「トス」が不安で代えられなかったのかな。なんて思ったんだけど、
代えられなかったのはセッターの佐藤選手じゃなくて、オポジットの「新鍋選手」だったんじゃないかなって。
それで、よくよく考えてみたら、第2セットから入った石川選手って、
ほとんどサーブレシーブ受けてなかった。
というか、一回も受けなかったんじゃない?
正確な数字が無いから分からないけれど、ちょっと見直したシーンでは、サーブレシーブに入っていなかったんよね。
つまり、どんなフォーメーションでも、石井・新鍋・リベロの3人でサーブレシーブを受けるって作戦。
第1セットでサーブレシーブが乱れた事に対してとった、作戦って訳よね。
ブラジルは、徹底してアタッカーの石井選手をサーブで狙ってきてたから、
たぶん、サーブレシーブの40%くらいを石井選手が受けてた印象なんだけど。
第2セット以降は安定してきて、日本のコンビバレーが使えるようになってきてたよね。
石井選手が綺麗にサーブレシーブ上げて、アタック決めたシーンは、とっても美しかったし
サーブレシーブが乱れてもアタック決めるシーンも多くて、第2セット以降の石井選手は、かなり良かったよね。
でも、それだったら、古賀選手で同じシフトひいても良いじゃんって思うんだけど。
中継で、大林さんか栗原さんが言ってたんだけど(他の人かもだけど)、オープントスの決定率が一番良いのが、石川選手なんだって!
これって、凄い事よね!
若干19歳で、171cmの石川選手が、既に180cmの古賀選手よりも攻撃力があるって事で。
これってつまり、アタッカーの考え方として、守備的な人と、攻撃的な人の2人の組み合わせで戦うって事だよね。
そうなると、一番レシーブの良い石井選手が1枠確定で、
もう1枠を石川選手、古賀選手、黒後選手で競うって事になるよね。
その中で、一番攻撃力があるのが、石川選手って、中田監督は判断してるって事じゃない。
これまでは、2つのアタッカーのポジションを、古賀選手・石井選手・黒後選手の3人で争ってたのに、
急に倍率が上がってしまったのは、日本代表としては喜ばしい事だけど、当人たちにしてみたら、とんでもない事よ。
時々映る黒後選手にも笑顔が少なかったように思うのは、鳳頼マンの気のせいかしら。
すごく、衝撃的だったのは、タイムアウトのシーン。
タイムアウトの時って、試合に出ていない人は、自分と同じポジションの人にタオルを渡すルールがあるのね。
これまで、古賀選手は石井選手にタオルを持っていってたの。
それが、このブラジル戦から、石川選手にタオルを持っていってたんだよね。
これはつまり、明確に古賀選手のライバルは石川選手なんだよっていうメッセージな訳で。
古賀選手からしたら、こんなに悔しい事はないよね。
19歳で入ってきた石川選手をサポートしてあげようって思ってたら、
サポートしてもらうだけじゃなくて、チームで一番活躍して、レギュラーまで奪われてしまったんだから。
第2セット以降、古賀選手には元気がなかったように見えたのは、僕だけじゃないと思う。
古賀選手は、実力があって可愛くて、けっこう好きなんだけど、スポーツは実力の世界。
中田監督も、実力で評価してくれているなら、それが一番なんだよね。
鳳頼マンは、人気やテレビ(電通)の都合で選手を選ばないで欲しいって思ってる。
テレビ的には、古賀選手使いたいだろうから、テレビの力が介入していない証拠だと思って、これも喜ばしい事なんだよね。
試合の事だけど、いっつも20点は取る石川選手が、得点一桁台と、かなり苦しんだんよね。(数字は間違ってるかも)
決定率も、30%切ってて。
これは、ブラジルのレシーブが良過ぎたのが原因。
日本もレシーブ良いから、ラリーの時なんか、お互いのリベロのディグ争いになっていて、観ていてめちゃくちゃ面白かったけど。
だから、小幡、石井、新鍋3選手のスパイクレシーブが光った試合だったよね。
レフトからアタック打つ時って、アタッカーの選択肢は、大きく分けると「ストレート」か「クロス」の2つ。
だから守る方は、クロスをブロックして、ストレートをレシーブするか
逆に、ストレートをブロックして、クロスをレシーブするかの2拓になってくる訳ね。
ブラジルが今回取った作戦は、この後者で、石川選手の強力なクロス打ちに対して、リベロのレシーブで勝負しにきたんだよね。
んで、ブラジルのリベロが、ディグを上げる上げる。
リベロ以外の選手も、レシーブ上げる上げる。
昨日のブラジルのMVPはリベロの選手だったと思います。
試合後の石川選手は、本当悔しそうだったね。
このシフトだと、切れるカードは、石川選手と古賀選手の交代くらいだったから、ベンチワークも厳しかったよね。
あと、なかなかブロッカー陣について話せてないけと、
ブラジル戦は、ブロックポイントも多くて、
荒木選手・古賀選手・石井選手が1、奥村選手が2本、決めていたよね。
荒木選手2本だったかも。
奥村選手はアタックで、荒木選手はサーブで大活躍!
あとは、エースとして出場した石川選手が決めきれれば、勝ててた試合だったんだよね。
もちろん、初代表の石川選手を責める訳では無いのだけれど。
来年は大きく成長して、こういうレシーブの強いブラジル相手にも得点出来るようになったら、
五輪ではブラジルにも勝てるかも!
古賀選手も負けずにレギュラー勝ちとって欲しい!
似顔絵のお話しですが・・・
似せるよりも、カワイク描く方が反応良いのかなと思って、今回はけっこうカワイク加工して描きました。
頑張れ日本!