松本さんに意見した、極楽の加藤さんは、さすがだった。

7/20の会見を受けて、7/21のラジオで怒りをあらわにしていた加藤さんの発言に注目して観ていた、7/22のスッキリ。

今や、お笑い界のトップに君臨する松本さんを名指しして意見した加藤さんは、さすがだった。

多くの芸人が憧れ尊敬してやまない松本さんに意見する人は、おそらく芸人界にはいなくなっているのかも知れない。
今では、相方の浜田さんでさえ、松本さんに気を遣っているように見える。

実際、経営陣の退陣を求め、それが叶わないのなら、自分は辞めると宣言しただけでは、効果は薄かっただろう。

現在の吉本の経営陣は、ダウンタウンの元マネージャーばかり。
こうまでダウンタウン派だけに偏った経営陣は、人選そのものが間違っているが
彼らはダウンタウンに守られる事によって、現在の地位を確立している。

「大崎さんが辞めるなら、俺も辞める」

松本さんにそんな事言われたら、誰も文句が言えない。
誰も松本さんを引退させたいなんて思いはしない。

そうなったら、宮迫さんや亮さんだって、当然戻れる訳がない。
自分のせいで、尊敬する松本さんを引退に追い込んでおいて、芸能活動は到底続けられない。

松本さんに意見せずに、経営陣に意見しても意味が無かった。
加藤さんの意見は、まったくもって正しい。


この発言を、「番組の私物化」などと揶揄している人がいるが、その人たちは番組での発言に、何も責任を持っていない人たちだ。

加藤さんは番組の中で、あらゆる社会的な問題や、コンプライアンスの問題を扱ってきた。
その中で、いろんな発言をしてきた。

それなのに、自社の事だけ何も言わなかったり、うやむやにする方が、明らかに筋違いだ。

他局では、自社のトラブルについて何もコメントしなかったのに、この闇営業の問題については、吉本の芸人にコメントを求めたりしている。

彼らは、いったい何を信念に、日々発言しているのだろうか。


松本さんを名指しした事で、加藤さんと松本さんとの間で話し合いがなされた。

最終的に「エージェント契約」という妥協点を見出したのには、驚かされた。
私は、岡本社長が辞める以外、打開策は無いと思っていたからだ。


現吉本の経営陣に、6,000人の芸人を束ねる能力はないが、営業面(TVなどの番組出演や制作)の能力の高さは、折り紙付きだ。

エージェント契約で、吉本の営業力を使いつつ、自身が社長としてマネージメントを行うのは、とても良いと思う。


加藤さんの話を聞けば
「会見を開かせなかった事」
に対して、怒っていた事が良く分かる。

爆笑問題の太田さんが
「芸人から言葉を奪ってはいけない。」
と言っていたが、まさにそういう事だった。

男らしい加藤さんを昔から好きだったが、今回の件で益々ファンになった。

芸人さんって、カッコいい!