「心」は当然、胸の中の心臓に有る訳ではない。

「心」とは、脳の働きであり、神経伝達物質が大きく関与する、「感情」の「癖」に他ならない。

「癖」である以上、実体験を重ねた反復する記憶が大きく影響している。

 

また、「心」=「喜怒哀楽」が有る人ほど感受性が強く、人間らしい人だと言える。

 

人生を逃げ出して坊主に成る人は、悟りを開く為に「喜怒哀楽」を敵対視する。

感情に否定的な考え方の人は、いっそ人間辞めて人形にでも成れば良い。

 

誰でも自分の大切なもの、大切な事を否定されたり侵害されると、自己防衛本能が働く。

その結果、脳内にアドレナリンが大量に放出され、大切な人を守る為に戦う事も出来る。

それが所謂、怒りの感情である。

 

怒りの感情は、感情の中で最も大きいエネルギーを持つ。

そのエネルギーを抑えたり、溜め込んだり、蓋をしてしまったら、行き場を失ったエネルギーは、葛藤やマイナスの感情に変わり、自律神経やホルモンのバランスを崩してしまう。

その結果、身体へマイナスの影響をもたらす。さらに血液がドロドロなり、心臓にも負担をかけ、苦しんだ挙げ句、早死にする事にも繋がる。

歳を取ると怒りやすく成るものだが、その事を精神科医は、「キレキレ症候群」と呼んで笑っている。

例外無く私も直ぐキレるが、心臓弁膜症だから、怒らないと死んでしまうのだ。

人混みの中で煙草を吸う男、其処退けとばかりにクラクションを鳴らす運転手、飲み屋でぼったくるママ、嘘を嘘で誤魔化す役人等、私の餌食に成った輩は数え知れない。

しかし、4回も逮捕されて留置場送りに成ったから、愛する家族(インコや金魚)の為にも、法に触れない程度に怒りの感情をコントロールした方が良さそうだな。