C3病棟@あとがき



この小説は双極性感情障害において措置入院の発病当初の記録です。
前作 B1病棟@ 以来、20年の歳月が過ぎてゆきました。
主人公の"俺"は精神疾患を抱えながら、アンダーで社会に溶け込み、その精神病特有の能力を開花させてゆきます。
しかし、躁のコントロールが出来ず、大きなトラブルが頻繁に起きました。
とうとう警察に逮捕され、監獄に収容されます。その現実、国家機関の衰退、ヤクザ集団であることに驚きと怒りを禁じえません。

また、強制収容された精神病院の実態が、これほど人権無視で虐待を繰り返す隔離病棟であることは
社会的に公表しなければなりません。

インターネットを利用しているからです。

2016年、多重精神疾患に犯されながら、その能力を開花させ、神ががり的に社会的地位と責任を任される仕事をしています。
精神障害を持ちながら働くという事は大変な苦労も要りますが、本来、あえて働くという行為は体験学的行動療法と一致します。
精神病は辛くて苦しく起死念慮に囚われ、全世界で自殺者が耐えません。
そんな時、客観的実証可能な「正義」と「信念」があれば、その膨大なエネルギーを発動させて良いのです。
すなわち、何人たりとも到達できない「神に領域」を手に出来るのです。
世界観は変わり、宗教観が変わります。「神」は崇拝するものではなく己に「宿す」ものです。

精神科医の娘が特異的症例であると言うと共に、主治医よりも精神病について遥かに詳しいのです。

前作【B1病棟@】から覚醒した新人類となって帰って来ました。
インターネットは脳のニューロンです。二進法で演算し続ける私の世紀です。
世界は私の手で崩壊させ、再生させます。

「もう一つのB1病棟@」

http://fuurann1104.blog.fc2.com/

私はNPO法人HOMAN(精神病撲滅運動)を立ち上げるべく精力的に活動をしています。
いつの日か精神病に対する画期的な新薬と特異的な精神療法により
多くの精神病患者さんの苦悩が開放される事を強く期待しております。

皆様への感謝と病状の御回復をお祈りして、闘病記【C3病棟@】の裏表紙を閉じます。












花