とりあえず、

私は今、障害者就労で図書館で働いているけど、

 

マスクしているとすごく暑い。

え?涼しい施設だから大丈夫じゃないの?

とか思う人もいるかもしれないけど、

以外と基本の作業はハードだったりする。

 

まず、朝一番に予約の入っている本を取らなきゃいけない。

探すにはコツがいる。

タイトル名、出版社、ラベル、本のサイズなど、

頭の中でいくつか検索用件を組み合わせたり、

単純化して速読する事で、

できるだけ素早く本を取る必要がある。

慣れた私でも、30分15~30冊がいい所かな。まだまだド下手。

 

でもって、本は返っても来るから、

その本も元ある場所へ帰さないといけない。

私の同僚の自閉症の奴は大まかに1メートル以上本を持って、

地面に置いてマナー悪く適当に入れているが、私はそんな事はしない。

 

あらかじめ、棚のどこにどの本が入るかをチェックして、

そういう本をできるだけたくさん持って、

素早く整頓しながら入れる。

空いてる棚は回転率の高い本がある棚を意味しているから、

よく借りられてる本やジャンルを覚えておけば、

その本を急いで入れる事で、

効率をあげて入れる事ができる。

ただし、効率を上げても、重いものは重い。

10冊以上持てばキロには確実になる。

それを一時間に何回も繰り返すのだ。

 

どちらも万歩計には歩数記載されないが、

体力をもの凄く使うし、

しっかりした夏服を着ないと汗だくになってしまう。

そして、やり過ぎると、身体にダメージが来る事もある。

 

だから、ボクサーみたいにマスクをしていると、

体力が削り取られて、よけいに大変だ。

 

でも、この二つの作業が、

図書館の業務でも根幹に近い作業だったりする。

で、ネットもどんどんレベルアップしているので、

予約された本を取るのも、数が増え、

多い日には、私が昼や夕方に取りに行かないといけないし、

本の返却も、持てなくて往復するより、

台車にありったけ積んで片っ端から入れる方が少しマシだったりする。

 

まあ、3K労働の内の1Kは確実にクリアしている仕事だ。

最近はコロナの所為で、2K対策までするハメになって、

マスクをさせられて正直辛かったりする。

 

カウンターで貸し借りする事だけが、

今は図書館の仕事じゃないのだ。