さて、唐突ではございますが、みなさんは「生まれ変わり」もしくは「輪廻転生」を信じていらっしゃいますか?
本日、生瀬勝久主演 映画『スープ~生まれ変わりの物語~』を観て来ました。
生瀬勝久さんは単独主演をされるのが今回の映画が初めてだそうで・・・、とって意外ですよね。日本の俳優の中で
も大好きな俳優のひとりです。
脇を固める俳優陣も豪華です。松方弘樹に古田新太、伊藤歩、谷村美月・・・。実力派が揃っていますね。
この映画には原作がありまして・・・
映画を観る前にはあまり内容を知りたくないのでパラパラとしか見ていませんが、中国の奥地に前世を記憶する
人が集中する村があるそうです。その中の84人を著者が徹底調査し書き上げられた本です。わたしはまだ1巻し
か持っていませんが、全3巻あります。
しかぁ~~し、自称「美味しいトコ取り宗教観」しか持っていないわたしは、主に信仰している宗教はありません。
実家のお墓は一向宗ですけどね。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・。
何せわたくし、「あの世」の存在を信じていないからです。
ただ、死した後、今生きている人間の心の拠り所として「あの世」や「天国」はあるんだって考えています。だから、
「生まれ変わり」や「輪廻転生」っていう宗教観は持っていません。
ただこの映画、とても考えさせられるものがあるんです。
もしも前世の記憶を有していたなら、お前はそれをどうするのか?どうしたいのか?
生まれ変わるのならば、前世の記憶を持っていたいのか?忘れてしまいたいのか?
劇中、古田新太さんが演じる「近藤」という役の男がこう言います。
「俺は150年もの間、3回も生まれ変わって人間界にいた。だから俺はもう二度と前世の記憶を持って生まれ変わらない。何故なら人間界なんてロクなものじゃあない。そんな記憶を持ち続けるのはまっぴらゴメンだ」
(←だいたいこんな内容の台詞をはったろう的に並べてみました)
不思議ですよね・・・
人間は、何処から来て何処へ行くのでしょうか?
この世の対照としてあの世があるのならば、あの世はいつか定員オーバーにならないのか?
死生観はひとそれぞれです。だからどのような考え方を持たれてもそれは自由だと思います。
ただ、わたしはこれだけは声を大にして言いたい。
わたしたちは、あの世のために生きているのではない。だから、今を精一杯生きなければならない。そのためには、良い生き方をするべきだ。
にぃにぃ・・・、僕は今日、そんなにぃにぃにいじめられましたよ
おいおい、法たん。夕方、法たんとコロ姫親方のシャンプーをしただけでしょう?昨日はもんにお見舞い
してやったけどね・・・。それが「いじめ」になるのかい???
ところで法たん、もしも生まれ変わりがあるとしたら、法たんは来世、どう生きたいの?
お腹いっぱい食べられて、あたたかい寝場所があって、大好きなにぃにぃとなあさんが傍にいてくれる生活かな?
・・・法たん、
にぃにぃは今夜、号泣してもいいかなぁ?
明日は太郎の命日。あいつが逝ってもう11年。
あの世なんて信じていないくせに、毎年太郎の写真の前に大好きだった牛乳とちくわをお供えし、お線香をあげ、
両手を合わせています。
あの世は無いと思います。でも、それに変わるものは心の中にあるんだって思います。だから、わたしが覚えて
いる限り、太郎は心の中で生き続けてくれるのだと信じています。
明日は暑いのかな?
11年前のあの日は暑かったね。
(は)了